15歳の話 ‐6‐ ページ9
「そんで、どこに行くんだ太宰」
あの後、森の指示で二人で組むことになった中也と太宰は路上を歩いていた
「爆発を一番間近で目撃した人間の元にだよ。君も知っている。ほら、君が執務室にいたとき、森さんを護衛していた人がいたでしょ？あの人」
「あぁ、彼奴か………あの立方体の亜空間出していた奴」
中也が拘束されていたとき、森の護衛として森蘭堂という異能力者がいた
なぜか異常なまでの厚着をしていた黒髪の不健康そうな目をした男だと記憶していた
「一週間前にね、僕達が経験したのと同じ爆発が起きたんだ。その爆発の生存者である蘭堂さんに話を聞きに行くんだ」
そう言って太宰が目的地の方向を指差す
丁度その時爆発が起きた
「………おい、あれ俺達が向かっているところじゃねえか？」
「犯人に先を越されたかぁ」
「良いのか？急がなくて」
「まぁ、蘭堂さんのあの異能力なら大丈夫でしょ」
「…………とりあえず、急ぐぞ」
「えぇ？………てっ、ちょ、はやっ」
西洋の古風な屋敷は半分ほど吹き飛んでいた
屋敷の近くには五、六人ほどの銃を持った人間がいた
「始まってるね」
林の奥に隠れながら太宰は言った
「……あの爆発のど真ん中に入れてもらえば苦しまずに死ねたんだろうなぁ」
「………………武装組織の襲撃か。敵は外に八人、中にも何人かいるかもな」
その時、中から銃武装した男がとびたしてきた
誰かに吹き飛ばされたらしい
「まぁ、蘭堂さんの異能相手じゃこうなるよね」
「助けにいくのか？」
「行くにしても、先ずは相手の所属と作戦規模を知らないことには…………」
その時、背後で銃が構えられる音
「教えて差し上げましょうか」
ひどく優しい男の声だった
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迷月蒼架(プロフ) - やみねこ様≫番外編にてリクエストの中也幼児化を上げました！リクエスト有り難うございました (2018年7月31日 22時) (
レス) id: a69f0dfd2d (このIDを非表示/違反報告)
迷月蒼架(プロフ) - やみねこ様≫了解しました！今日中には上げられると思います (2018年7月31日 20時) (レス) id: a69f0dfd2d (このIDを非表示/違反報告)
やみねこ - リクエストで、中也が幼児化した話が見たいです！ (2018年7月31日 20時) (レス) id: 008d70804a (このIDを非表示/違反報告)
蒼架(プロフ) - やみねこ様≫コメント有り難うごさいます。そろそろ更新する予定ですので楽しみにしていただけたら幸いです。 (2018年7月26日 20時) (レス) id: a69f0dfd2d (このIDを非表示/違反報告)
やみねこ - すっごい面白いです！ 更新頑張ってください！ (2018年7月26日 20時) (レス) id: 008d70804a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼架 | 作成日時：2018年7月8日 10時
