失礼のないように ページ5
A「もしもし?」
花「もしもし?久しぶりねー!」
数時間経っていた事にも気付かずボーッとしていた私を呼び戻した電話の主は、花だった。
花「…何してた?」
A「特に何も?…で、どうしたの急に。」
なんだか最近は花の勘が鋭すぎて怖い。
花「今日ね、SJのメンバーさんと飲みに行ったんだけどさ。」
A「あぁ、いつものメンバー?」
花「そうそう。」
花と仲良くしてくれるメンバーが居て、たまに会ってご飯に行く事は聞いた事あった。
花「その時に聞いたんだけど、トゥギさん。かっこよかったんだよ!」
A「なになに?どうしたの?」
花の浮かれ具合は相当なものだった。
花「本気だったらその気持ちを込めて胸を張って歩きなさい。そんなんじゃ頑張ってる彼氏に失礼でしょう?」
A「……え…」
突然声色を変えた花が放った言葉は、直接私の胸に刺さった。
花「…そんなような事をね、トゥギがソンミナに言ったんだって。」
私は声も出なかった。
だって、今までの私は、胸なんて張れてなかった。
それは彼に対して失礼な態度を取っていたという事になる。
花「私には強がってもいいよ。泣かなくたっていい。我慢すればいい。…でも、ソンミンさんの前ではやめといた方がいいと思う。」
A「どうして…」
花「男って、頼られないと生きてけないのよ。」
A「なにそれ…」
全てを見透かしたような花の忠告。
この言葉の価値が分かるのは、もっと後の事になる。
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はな(プロフ) - お疲れ様でした!!良かったー。゚(゚´Д`゚)゚。読んでいて幸せでした♪また次の作品も楽しみにしてます!! (2014年7月15日 20時) (レス) id: 3d3207eb80 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - かぼみんさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけてとても嬉しいです(o^^o)またお会い出来た時はよろしくお願いします^ ^ (2014年7月14日 23時) (レス) id: 3b0ccb8861 (このIDを非表示/違反報告)
かぼみん - SJを知り、好きになり、
イ・ソンミンさんに惚れた半年ほど前からですが、
楽しませていただきました♪
『想いの丈がはかれたら』は終わってしまいましたが、
これからもぜひ応援させてください^ ^
(2014年7月14日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d331c8f4b (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - はなさん» 返信が遅くなりまして申し訳ないです(´;ω;)そう言っていただけると嬉しいです!頑張れます!これからもよろしくお願いします\(^o^)/ (2014年4月4日 22時) (レス) id: 3b0ccb8861 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ヒニムー!!さすがヒニム!!(´;Д;`)私、りーさんの書くSJ大好きです(*´ω`*) (2014年4月3日 23時) (レス) id: 3d3207eb80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りー | 作成日時:2014年3月4日 20時