想いの丈がはかれたら 7

杞憂かもしれない ページ28

最後の大仕事として僕たちはソンミン達を結婚へ導く事を選んだ。

胸が痛くないと言えば、嘘になる。

だけど、祝福したい気持ちの方が大きいのも事実だった。

話し合った結果、番組などを使わせてもらう事にした。

新婚の芸能人と並ばせて話を聞いたり、そんな話題を僕達から振ってみたり。

試行錯誤だったけど、それでも少しずつ、ソンミンの気持ちに変化が生じればと。


DH「Aちゃんのウェディング姿とか凄そう！」


たまたまであろうが…何も知らない筈のドンへがCMを見てポツリ。


EH「凄いってなんだよ…w綺麗だろうなーとか、言葉もっとあるだろ…w」

DH「綺麗とか、かわいいとか、全部ひっくるめて凄いって言ったの！」


あーあ、この場にソンミンが居ればなと思いながら視線を移す。


LT(いや…待て待て…なんつータイミングの良さ)


そこには突っ立ったままのソンミンがいた。


LT「あ、あれ？どうしたソンミン。お前一回宿舎戻るって言ってなかったか？」


何故僕が動揺してるんだ。


SM「忘れ物取りに…なぁ、ドンへ。」


全くもって計画に入っていなかったが、ここまで来ればグッジョブドンへ。

なにを言うのか、ドキドキしながらソンミンの次の言葉を待つ。


DH「なに？？」

SM「Aのウェディング姿、想像した？」

DH「え…うん…まぁ……ちょっと？」

SM「Aのウェディング姿、想像していいのは僕だけだから。以後気を付けて。」


そしてムスッとしたまま出て行った。











何ですかソレ！

妬いたんですか？！

ウェディング姿を想像してかわいいだろうな、とか考えたドンへに妬いたんですか？！

なんたるリア充。



…あまり心配しなくても良さそうだw

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