想いの丈がはかれたら 7

今すぐしてあげたい事 ページ13

彼女の情報が漏れた事を教えてくれたのはキュヒョナだった。

どこから、なんてもう分からない。

とりあえず何もない事を祈るだけ。

そんな矢先だった。

彼女と急に連絡が取れなくなった。

メールを送ると、必ずその日のうちに返してくれるのに、返って来なかった。

忙しいんだろう、そう言い聞かせても取れない胸のモヤモヤ。

そしてそれは花さんも同じだったらしい。

花さんからの電話の後、必死になって電話をかけてみるが一回も繋がらず、僕の不安を煽るだけだった。

運良く日本へ向かう事になったけれど、不安で不安でたまらない。

そしたら泣き顔の花さんが来た。

話を聞いて、みんな口々に何かを漏らしていたけれど、僕にはそんな余裕すらなかった。

僕のせいだろうか。

公表する事をちゃんと伝えておいて、彼女を側に置いておけば良かったのだろうか。

目と鼻の先と言われる隣国なのに、遠くて仕方ない。

飛行機を使えば案外すぐなのに、今すぐ向かう事が出来ない。

今すぐ抱き締めてあげられない。


LT「治してやる事が出来るのはソンミナしかいないから…安心しろ。」


早く顔が見たい。声が聞きたい。そして安心したい。


SM「ありがとう。」


早く会いたい。抱き締めたい。そして安心させたい。



泣きじゃくる花さんや、怒ったり悲しんだりしているメンバーを見て思う。


こんなにも心配してくれる人が居るって君に伝えたい。

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