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泣き崩れるのは君の為に ページ11

次の日。


YS「あのさ…さっきそこで拾った。」


と言って連れて来たのは花さん。

携帯を握り締めたまま、涙目で固まっている。


KI「おい…どうした…?」


彼氏であるカンインでも見た事が無い表情だった。


花「……っ…」


口を開こうとすると唇が震える。

カンインに縋る腕。

目から涙が溢れそうだ。


KI「徐々にでいいから。」


そっと背中をさすり、椅子に座らせるカンインがかっこよ過ぎてどうしよう。


花「今…おじさんから電話…来て…っ……」


その瞬間ボロボロと泣き出してしまった。

どうしようAが、と言いながら。


無理に聞き出す事も出来ず、数分が経ち、落ち着いた花さんが語った事はとても衝撃的だった。


花「おじさん、石が投げ込まれる前からAの様子が変だと思ってたみたいで…」

HC「…くそっ!」

花「きっと閉じこもってるだろうからって訪ねたら、玄関前に白菊が溜まってたって…。」

RW「…何それ……」


誰もが唇を噛む。

1番辛いのはソンミンだって、分かるけどみんな辛い。


花「どうしよう…Aが…Aが壊れちゃう。」


また泣き出した花さんをそっと抱き締め諭すカンイン。

その様子を見てソンミンが目を背けた。

きっとソンミンがあの子に1番してあげたい事を目の前でやられてるから。


LT「明日、明日1番に…あの子の所に行こう。」

SM「ヒョン…」

LT「壊れてない事を願ってる。でももし、壊れてたら、治してやる事が出来るのはソンミナしかいないから…安心しろ。」

SM「ありがとう。」

花「明日…?」

DH「明日から日本で仕事があっt…」

花「お願い…Aを助けて……っ…Aに何かあったら私…」


ドンへの言葉を遮り縋った腕が離れる。

離れた手の平は顔を覆い、また涙で埋め尽くす。


それでも、今は何も出来ない。

ただひたすら無事を願って翌朝を待つ事しか出来ない。

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設定タグ:SUPERJUNIOR , superjunior , ソンミン   
作品ジャンル:恋愛
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はな(プロフ) - お疲れ様でした!!良かったー。゚(゚´Д`゚)゚。読んでいて幸せでした♪また次の作品も楽しみにしてます!! (2014年7月15日 20時) (レス) id: 3d3207eb80 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - かぼみんさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけてとても嬉しいです(o^^o)またお会い出来た時はよろしくお願いします^ ^ (2014年7月14日 23時) (レス) id: 3b0ccb8861 (このIDを非表示/違反報告)
かぼみん - SJを知り、好きになり、 イ・ソンミンさんに惚れた半年ほど前からですが、 楽しませていただきました♪ 『想いの丈がはかれたら』は終わってしまいましたが、 これからもぜひ応援させてください^ ^ (2014年7月14日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d331c8f4b (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - はなさん» 返信が遅くなりまして申し訳ないです(´;ω;)そう言っていただけると嬉しいです!頑張れます!これからもよろしくお願いします\(^o^)/ (2014年4月4日 22時) (レス) id: 3b0ccb8861 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ヒニムー!!さすがヒニム!!(´;Д;`)私、りーさんの書くSJ大好きです(*´ω`*) (2014年4月3日 23時) (レス) id: 3d3207eb80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りー | 作成日時:2014年3月4日 20時

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