僕は聞く ページ6
ドアが開かれ、目の前に現れた彼女の目は真っ赤だった。
1人で、泣いていたんだと思うと…胸が詰まってしまう。
SM「A…ちゃん……」
A「オッパ……!?」
「オッパ!!!?」
部屋の奥から声が聞こえたかと思うと、ドタバタと足音がする。
彼女の後ろから見えたのは女の人だった。
「ねぇ、今Aオッパって言ったでしょ!!」
A「花には話してなかったね…」
彼女が笑う姿を見て少し安堵する。
SM「Aちゃん…この方は?」
「ちゃん!!!?」
彼女はしーーっと人差し指を唇にあてた。
A「ごめんなさい。この子は花です。」
SM「あーあの花さんですか。」
花「え?私の話した事あるの?」
A「とりあえず中にどうぞ?」
花「ねぇねぇA!どーゆー事よー?」
前に喫茶店へ行った時、話していた。
私には心の友がいる、と。
なんでも話せる。そして楽しい人だと。
初めて会うけれど、なんか分かる気がする。
彼女の部屋はとてもこじんまりしていた。
食卓や椅子はなく、ソファーとその前に小さなテーブルがあった。
彼女達はソファーではなく床に敷かれたカーペットの上に座ったが、僕は何故だかソファーに座るよう促された。
テーブルの上には食べかけのお粥。
A「どうしてここが分かったんですか?」
SM「おじさんが教えてくれました。…ちゃんと…できれば…話してくれませんか?」
彼女の顔色が変わった。
明らかに動揺していた。
花さんが彼女の背中を摩る。
小さくなる彼女が小さく呟いた。
A「引かれちゃう…」
SM「え?」
花「嫌われるかもって意味です。」
そんな事絶対にないだろう。
だって僕は彼女が好きで、全てを知りたいから。
SM「嫌わない…受け入れる…?ん?受け止め?………大丈夫。話せるなら…僕は聞く。」
すると彼女は少しずつ…ゆっくりと、
話を始めた。
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りー(プロフ) - 姉さんさん» うわー(´;ω;)とても嬉しいです!ホントにありがとうございます(・ω・*)!!! (2013年8月7日 18時) (レス) id: d44644df29 (このIDを非表示/違反報告)
姉さん(プロフ) - どこまでも読み続けます (2013年8月7日 18時) (携帯から) (レス) id: 9593417351 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 姉さんさん» コメントありがとうございます(照)そう言ってもらえてとても嬉しくて涙が…←なんだかまだまだ長くなりそうなので今後もよろしくお願いしますm(_ _)m (2013年8月7日 18時) (レス) id: d44644df29 (このIDを非表示/違反報告)
姉さん(プロフ) - ヤバい(>_<)!!とってもこのお話好きです!!続き,楽しみにしてます^^ (2013年8月7日 18時) (携帯から) (レス) id: 9593417351 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます(照)大学の講義を聞いていて豊かなだけが幸せではないんだなと思った時に思い付いたんです^^ (2013年7月14日 21時) (レス) id: d44644df29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りー | 作成日時:2013年7月3日 14時