手 ページ19
チョル「ここからは歩きですね。ごゆっくりどーぞ。」
辿り着いたそこは、山の一部を公園にしましたという感じで、駐車場の先にある階段を登って行けば広い草むらがある。
SM「行こう。」
彼女側のドアを開けて声をかける。
相変わらず彼女は少しボーっとしていて、僕が先に車を降りた事も、ドアを開けてあげた事にも気付いていないようだった。
そんな彼女を気遣いながら先を歩く。
SM「到着!」
A「うわーー!」
着く頃には暗くなっていた。
目の前の夜景と、頭上の星空。
以前、ホームシック気味だった僕をヒョンが連れて来てくれた所。
SM「ここからなら届くかもしれません。」
A「え?」
SM「お母さんに…」
夢中で景色を見ていた彼女を現実に戻す一言だという事は分かっていた。
それでも、彼女の想いを半分でもいいから受け取って、分け合いたかった。
悲しみは半分こにする方がいい。
すると彼女は考え込んでしまった。
そりゃそうさ。何をどう言えばいいのか、きっと彼女の頭の中ではいろいろな想いがゴチャゴチャに絡まっているんだろうな…。
お節介だったかな?
そう思った時、僕に何かが触れた。
暖かくて、それが彼女の手だと分かった。
きっと心細かったんだ。
分かる。
それでも、彼女から僕を求めてくれたのが初めてだったから、とても嬉しくて…
僕はそのまま左手を重ねた。
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りー(プロフ) - 姉さんさん» うわー(´;ω;)とても嬉しいです!ホントにありがとうございます(・ω・*)!!! (2013年8月7日 18時) (レス) id: d44644df29 (このIDを非表示/違反報告)
姉さん(プロフ) - どこまでも読み続けます (2013年8月7日 18時) (携帯から) (レス) id: 9593417351 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 姉さんさん» コメントありがとうございます(照)そう言ってもらえてとても嬉しくて涙が…←なんだかまだまだ長くなりそうなので今後もよろしくお願いしますm(_ _)m (2013年8月7日 18時) (レス) id: d44644df29 (このIDを非表示/違反報告)
姉さん(プロフ) - ヤバい(>_<)!!とってもこのお話好きです!!続き,楽しみにしてます^^ (2013年8月7日 18時) (携帯から) (レス) id: 9593417351 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます(照)大学の講義を聞いていて豊かなだけが幸せではないんだなと思った時に思い付いたんです^^ (2013年7月14日 21時) (レス) id: d44644df29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りー | 作成日時:2013年7月3日 14時