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「で、なんで私も？」
「なんでもいいだろ」
「せめてイヤホンさせてくれない？寂しすぎるよ、この空間」
「やだ」
「は？」
さっきよりかは酔いが覚めてきた翔太はケラケラ笑いながらコーラを飲んでいる。私はその隣に座って、翔太が残したお酒を飲んでいるだけ。声が聞こえないから会話にも参加できないし、何より暇。スマホを取りに行こうにも、翔太がスカートを掴んで離さないのだ。マジの幼稚園生になったかもしれない。スマホくらい触らせてくれよ。
「翔太、おつまみ、」
「いらない」
「……お水」
「ここにペットボトルある」
本当に何？メンバーからの視線もしんどくて居た堪れなさがやばい。私なんでここにいるの？この状況に対する私のベストアンサーはなんだ？こうなったら無理やり逃亡を図るしかないのか？
「あ、ゴキ○リ」
「え゛ッ！？どこｯ！？？」
「バカが」
隣が飛び上がった瞬間にダッシュ。意外とすんなり脱出できてしまって、今までの時間はなんだったんだとか思ってしまった。流石に元酔っ払いを一人にするのは不安でしょうがないので、リビングからスマホとメガネを持ってきて、一瞬トイレに寄ったあと、また戻った。あー、あの感じ、私の予想だと馬鹿でかい声が飛んでくるに一票だな。
「ぇ、……え？」
「ズズッ…………ひぅ……」
パニックパニックパニック。
これには弟修羅場百戦錬磨の私も困惑。ちょこっと席を外しただけで泣かれると思わなかったし、普通は思わないだろ、こんなの。私が泣かせたみたいじゃんか、やめてよ、無罪ですよ。
「……なぁに、どしたの、」
「…………」
「無視はちょっと辛いなぁ」
今度は別の意味で耐えきれない無言の空間。肩を震わせるだけで何もしないのをいいことに、今度こそイヤホンを引っこ抜いてみる。ていうかいまだに有線使ってるんだ。
『――ちょっと〜！うちの翔太ちゃんをいじめないで！！』
『そーよ！！アナタが逃げ出すから、翔太ちゃんショック受けちゃったじゃないの！』
あ゛〜〜うるさいうるさい。
「で、何？」
『うわっ！久しぶりに見た、治安悪いAちゃん』
『ラウールと康二いなくてよかったね、マジ』
『そんな怒るとまた翔太くん泣いちゃうよ？』
「ア〜〜〜〜〜……」
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みるく(プロフ) - 拝見させていただきました！面白すぎます☺️あと年齢は学年が3つ違うと思うので、3歳差があってると思います！ (2023年4月13日 0時) (
レス) @page9 id: dc78524574 (このIDを非表示/違反報告)
ち(プロフ) - 風呂さん» ありがとうございます！ではそのようにしてマシュマロ送ります！お手数お掛けしますが宜しくお願い致します！ (2022年12月6日 21時) (レス) id: 05ca5d3cec (このIDを非表示/違反報告)
風呂(プロフ) - ちさん» その場合はプロフィールに貼ってありますマシュマロにて自分のアカウントIDとこの作品からアカウントを知った旨を送っていただければ承認致します。 (2022年12月6日 20時) (レス) id: 8fada28824 (このIDを非表示/違反報告)
ち(プロフ) - コメント失礼致します！インスタのdmなのですが他の方へのコメントにしていたやり方が自分のアカウントではできなかったのですがどうしたらいいでしょうか？？ (2022年12月6日 20時) (レス) id: 05ca5d3cec (このIDを非表示/違反報告)
冬彩(プロフ) - 風呂さん» すみません汗 教えていただきありがとうございます🙇 (2022年12月6日 9時) (レス) id: b53e1848d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風呂 | 作成日時：2022年11月29日 16時
