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上田｢――今回のゲストは万葵Aさんと渡辺翔太くんでしたー！ ありがとうございました｣
｢ありがとうございました！｣
｢ありがとうございます｣
終了の掛け声と共に収録が終わった。初めてのバラエティ番組にしては中々頑張ったんじゃないだろうか。マイクを外してもらっている翔大の方に体を向けて、｢どう？ ｣と聞いてみるとグーサインが返ってきた。すぐそこで見てた私のマネージャーも近寄ってきて、いつもの落ち着く空気が流れる。
出演者さんと観客の皆さんに改めて挨拶をして、三人でスタジオを出る。同室の楽屋に入って、さっきの収録についてポツポツと会話をした。
｢あ、この後さ、……ちょっと時間空けてYoutubeの収録なんだけど……｣
｢みんな揃ってるの？ ｣
｢9人撮影だからみんないる｣
じゃあお邪魔してもいい？、と二人に聞きながら荷物を纏める。鏡でメイクを確認して楽屋を後にすれば、廊下で待っていた翔太の手が伸びてきた。私よりも大きな手が荷物をかっさらっていく。
｢……そうだ、下の階のカフェいこ、飲み物買いたい｣
｢あーいいね、軽食買ってくわ｣
｢帆乃花は？ ｣
無言は肯定。荷物持ちをしてくれなくたって逃げやしないのに、甘え下手な彼は口元を緩ませながら私に歩幅を合わせて歩く。この癖も、昔私が彼に教えたことだった。
帆乃花もとい、私のマネージャーの宮舘帆乃花は手馴れた操作でタブレットを操作しながら｢私もー｣とこぼした。歩きタブレットは良くないぞ。
収録よく頑張りましたという意味も込めて飲み物とサンドウィッチを奢ってやると、｢ありがとう｣と素直な言葉が出てきた。珍しいこともあるもんだなぁなんて考えながら冷たいカフェモカを喉に流す。あ、そうだ。
｢ね、何食べたい？ ｣
｢ん？ ……あー、んーー、寿司｣
｢楽屋どこ？ ｣
カフェテラスに座って二人で一つの画面を見る。流石に手持ち無沙汰は忍びないので、差し入れのひとつくらいは準備しようということで出前を頼むことにした。翔太は翔太でおそらくマネージャーに連絡している。
｢帆乃花、帰りは？ ｣
｢んー、久しぶりに涼太のとこ行こうかな｣
｢それがいい、きっと寂しがってるよ｣
｢んはは、そうだね｣
そんなこんなで出前も注文し終え、それぞれの飲み物が運ばれてきたところで席を立つ。幸せだな。漠然ながらもそんな気持ちが胸いっぱいに広がっていた。
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みるく(プロフ) - 拝見させていただきました！面白すぎます☺️あと年齢は学年が3つ違うと思うので、3歳差があってると思います！ (2023年4月13日 0時) (
レス) @page9 id: dc78524574 (このIDを非表示/違反報告)
ち(プロフ) - 風呂さん» ありがとうございます！ではそのようにしてマシュマロ送ります！お手数お掛けしますが宜しくお願い致します！ (2022年12月6日 21時) (レス) id: 05ca5d3cec (このIDを非表示/違反報告)
風呂(プロフ) - ちさん» その場合はプロフィールに貼ってありますマシュマロにて自分のアカウントIDとこの作品からアカウントを知った旨を送っていただければ承認致します。 (2022年12月6日 20時) (レス) id: 8fada28824 (このIDを非表示/違反報告)
ち(プロフ) - コメント失礼致します！インスタのdmなのですが他の方へのコメントにしていたやり方が自分のアカウントではできなかったのですがどうしたらいいでしょうか？？ (2022年12月6日 20時) (レス) id: 05ca5d3cec (このIDを非表示/違反報告)
冬彩(プロフ) - 風呂さん» すみません汗 教えていただきありがとうございます🙇 (2022年12月6日 9時) (レス) id: b53e1848d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風呂 | 作成日時：2022年11月29日 16時
