❄⛄スノ学⛄❄in生徒会室 (ページ20)

今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:27,726 hit

▼ 私っておじゃま虫？ページ20

ペアチケットをロッカーの中に入れ、鍵を閉める。
取る人が100%居ないとは言いきれないからね！
八瀬くんとのデートは誰にも邪魔させない！

な〜んてニヤニヤと口元を弛めつつ、校内からまた外へ出る。
2人の居る所に戻ろうと思ったら、何やら人だかりが出来ている。

「…？ってあれ、はじめちゃんとラウくんじゃん…いや、やっぱり2人ともめっちゃモテるんじゃ…？」

分かってたよ？だってめちゃくちゃイケメンじゃん。
ラウくんはハーフだし背が高いしめちゃくちゃ顔が整ってるし、はじめちゃんだってラウくんと並ぶと低く見えるけど背は170cm以上あるし、サッカー部だし、顔だって悪くない。
あれこれって私普段おじゃま虫だったのでは…？

なんて腕を組んで考えている素振りをしていると

「昼食の準備が出来ましたので各クラスごとに取りに来てください」

と放送が入った。

…ふむ。1人で行くか。はじめちゃんはクラス違うし、ラウくんは忙しそうだし。

…ぼっちぼっちぼっちっち〜

〜

目「あれ、ラウと一緒じゃないんだ」

「へ？あ、生徒会の…」

目「俺、目黒蓮。急に声かけてごめん。でも大体いつもラウールと一緒でしょ？」

「ラウくん、女子に囲まれてて忙しそうだったんで」

目「あーね？はい、これ。」

「ありがとうこざいます！おいしそ〜！」

目「めちゃくちゃ美味いと思うよ。」

噂では女子とは全くと言っていいほど喋らないという目黒蓮先輩から声をかけられた。配膳をしてくれているみたい。
なんか覚えられてんのかな？いや、ラウくんが目立つからその隣に居る奴、くらいの認識なのかな。
なんて考えてたら昼食のカレーをトレイに置かれる。
美味しそう、と言う言葉が漏れると目黒先輩はニヤ、少し意地悪そうなに口元を弛ませてそう言った。
クールそうに見えるけどそんな事ないのかな？

ラ「Aちゃ〜ん！なんで先行っちゃうの！」

「いや〜ラウくん見失っちゃってて。先に来てるかなって思ったんだけど居なくてさ〜！」

ラ「そうだったんだ。ってめめ！」

目「よ、ラウール。」

ラ「俺の大盛りにして！」

目「お代り来りゃいいだろ」

ラ「お〜ねがい！」

目「ったく…ほら」

ラ「うわ〜いありがとう！」

周りより多く盛られたカレーに目を輝かせるラウくんに可愛いな、と思い頬を弛める

ラ「よし！食べよ！」

「うん。午後からのレクリエーションも楽しみだね！」

ラ「んね〜！」