想い…届いた？〈EXO-K KAI〉３ (ページ9)

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６９：思い出したくない過去１ページ9

カイside

カイ「お前に、俺の過去を教えてやる」

鋭い目つきで、俺はAに言った。

Aは立ったまま、ゆっくりと頷いた。

俺は覚悟して、今までの事を全部話した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー３年前ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃、俺たちはデビューする前だった。

俺は今のメンバーといつものように練習室に行く。

ドアを開ける前、ドアノブを握って部屋の中の音を聞く。

だだだっと走ってくる音が徐々に聞こえてきた。

俺は、タイミングをはかってドアを開ける。

そこにいたのは

テミン「ジョンイン～！！」

カイ「テミナ！！」

俺の親友、テミナ。

テミナの後ろには、テミナと同じグループ「SHINee」のヒョン達が笑いながら見てる。

ジョン「まただよ～、テミナとジョンイン。本当に仲がいいな(笑)」

オニュ「いいねぇ、友情だ友情^^」

ミノ「^^」

Key「テミナ！この床においてある服どうにかしなさい！」

そんなの、テミナは無視(笑)

テミン「それよりさ、ジョンインまたやろうよ！」

カイ「あぁ、受けて立つぜ」

俺とテミナはいつも、練習室にくるたびにダンスバトルをしていた。

でもいつもテミナが勝つ、なんてもんじゃない。

俺だって練習生だったけど、テミナに負けないくらい練習して、勝つときだってあった。

そんなある日、おれはテミナと喧嘩した。

最近、お互いでくい違いがあって、とうとう俺は怒ってしまった。

カイ「いちいちうるさいんだよ！アイドルだからって調子に乗んなよ！」

そこから、少しずつテミナと俺の間で歯車が狂っていった。