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最初は緊張したものの、お店が違えど相手はいつも一緒にいる紫耀なので気づけばいつも通りの雰囲気になっていた
途中お手洗いにきて、時間的にもそろそろ帰る頃かな〜と思いながら廊下に出ると何やら電話している男性が
？「いや俺だって早く抜けたいんだけどさ、予定があるって言っても全然帰らせてくれねーんだよ」
？「いやまじで勘弁して。誰か迎えに来てくれたら話は変わるんだけどな…」
このお店そういえば奥に半個室みたいな部屋があったなと思い出し、飲み会から抜けられなくて困ってるって感じかな？と思いながらその後ろを通り抜けようとする
と、グイっと突然後ろから腕をつかまれる
？「あ、やっぱり。Aだ」
驚いて振り向くと、先ほど電話していた男性がこちらを見てにやっと笑った
『え！蓮！』
蓮「あ、ごめん。ちょうどいいきっかけ見つけたからもうすぐ抜けてそっち行くわ。じゃーね」
突然の再会に驚いているとそのまま向こうはあっさりと電話を切ってしまった
蓮「ごめんA、今度なんかお礼するから今日だけ俺に付き合ってくんない？」
『え、付き合うって、、』
昔から強引なところはあったし思いがけない行動をすることにも慣れてる
でも今これどんな状況？って思って全然様子が飲み込めないまま手を引かれて蓮がいたであろう席まで連れてこられた
蓮「ごめん、ちょうど友達に会ったんだけど酔っぱらってて送っていかないとヤバそうだから先抜けるわ。コレ、足りると思うけど足りなかったらまた来週徴収して」
じゃあって言って私の腕を取って再び歩き出す
後ろで同じ席にいた子たちからブーイングの声と共に「蓮くぅ〜ん」という猫なで声まで聞こえてきた
蓮「で？Aの席どこ？」
『え、あ、あっちだけど』
そういうと「あ、あの人」って言いながらどんどん私の席に向かっていく
なんでわかったの？って思うくらいあっさり紫耀の前にたどり着いた蓮といきなり私の腕を引いて現れた蓮に驚いている紫耀
そして何が何だかわからないままの私
紫「えっと、、」
蓮「すいません、ちょっと緊急事態なんでA借りていきますね」
紫「え？」
そう言って私の荷物をもって「これだけ？」って確認するとそのまま出口まで向かっていく
後ろで紫耀が「A！」って呼んでくれたけど蓮には一切耳に入っていないかのようにお店を後にするのだった
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c(プロフ) - ちささん» ちささん、コメントありがとうございます！最近諸事情により更新できていないのですが嬉しいお言葉いただけて光栄です。完結まではさせるつもりでいるので気長にお待ちいただければと思います、、！ (2022年6月6日 14時) (
レス) id: 3244881847 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - お話の展開が面白くて、一気に読み進めてしまいました。続きが楽しみです！ (2022年5月26日 23時) (レス) @page21 id: 2ded74d4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：c | 作成日時：2021年2月1日 20時
