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咄嗟に見つかってはいけない、と頭の中で警報が鳴って気づかれないように顔をそむける
しかしこんなエントランスに座っている女になんて気づくわけの無い二人は楽しそうに笑いあいながらオフィスを出ていった
ちゃんと見れなかったけど、かなり距離も近かったしきっと普通の同僚ってわけじゃないんだろうな
そう思わせるくらいの雰囲気があって、なんでかわからないけどさっきまでのいい気分から一転、ちょっともやもやした気持ちになる
『てか、何落ち込んでんだろ。別に翔太君に彼女がいたっておかしくないよね』
この前自分で先輩後輩に戻ろう、なんてかっこつけて言ったくせにいざ翔太君が女の子といるところ見て落ち込むなんて都合が良すぎる
あの日翔太君が待ってくれていたのは、私に対してずっと申し訳ないって気持ちがあったから謝りたかったんだ。それだけだ
あんなひどい別れ方をしたけど、根はやさしい人だから。過去の自分の対応を反省してわざわざ待っていてくれてただけだ
勘違いしちゃいけないんだって自分に心の中で何度も言い聞かせながら、荷物をしまって今度こそオフィスを出る準備をする
Sho今終わった!先お店入ってるからね
ちょうど紫耀からも連絡が入ってきたのを確認し、いち早く紫耀と合流したいってそう思ってお店までの道を急いだ
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c(プロフ) - ちささん» ちささん、コメントありがとうございます！最近諸事情により更新できていないのですが嬉しいお言葉いただけて光栄です。完結まではさせるつもりでいるので気長にお待ちいただければと思います、、！ (2022年6月6日 14時) (
レス) id: 3244881847 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - お話の展開が面白くて、一気に読み進めてしまいました。続きが楽しみです！ (2022年5月26日 23時) (レス) @page21 id: 2ded74d4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：c | 作成日時：2021年2月1日 20時
