Sleepers love (ページ46)

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ふっかさん・ラウ・照くん・リカのグループと、さっくん・康二・蓮・私のグループに分かれて入ることに

さっくんは全然怖くないらしく(さっくんが怖いものってあるのかな、、)どんどん先頭を進んでいく

そして康二は外では何も言ってなかったのに、実際中に入ったらめっちゃ怖がってて、さっくんの後ろにぴったりくっついて行ってしまう

私も怖かったから蓮の後ろに隠れて歩いてたんだけど、、

『ひゃっ』

まずは一カ所目のビックリポイントで耐え切れず、蓮のシャツを引っ張る

『きゃあ！』

そして二ヶ所目のビックリポイントはまさかの後ろからで、一番後ろを歩いていた私はびっくりしてしゃがみこんだ

蓮「A！大丈夫か！？」

すぐ気づいて蓮が立たせてくれる

後ろが怖くてぎゅっと蓮にしがみつけば、そこから肩を抱いて抱きかかえるように歩き出してくれた

「うわっ！」「なんだよも～びっくりした～」とか言いながら、さっきよりもリアクションが大きくなったのはきっと私にあまり音をきかせないためだろう

私を気遣いながらもしっかり支えてくれてる蓮が頼もしくて、さらにぎゅっと蓮の腰に手を回して抱き着いた

蓮「ほら、Aもう外出たよ」

ずっとぎゅっと抱き着いていたおかげで外に出たことにも気づけず、ぱっと顔を上げたらみんなが私たちを見ていた

私と同じ状況だったらしい照君はまだちょっとお疲れモードだったし、私たちの目の前でさっくんにくっついていた康二も息を整えている状況だったけど、その他のみんなは余裕モードだったのか、ニヤニヤしながらこちらを見ていた

リ「あら～いつのまにそんなに接近してたんだか」

深「いいね～お化け屋敷っていちゃつきポイントだったのね～」

そう言われて、はっと今の自分の状況を思い出す

『あっ！蓮、ごめん…』

怖すぎて、まだ抱き着いていたことに気づいておらず、蓮もずっと私の方を抱いたままで話そうともしないから違和感がなかった

蓮「あ、いや…ごめんこっちこそ」

『ううん、おかげで助かった。ありがとう』

と、さっきまでは全然気にしてなかった近距離に急に緊張しちゃって離れる

そのあとも若干恥ずかしさが残りつつも、帰りのバスに乗り込むときにはもうみんなクタクタで、その後地元について解散するまでの間も特に誰も何も言わずに帰ることになった