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体育祭当日
あれからほぼ毎日のように応援団の練習をしたり、応援グッズを作ってあっとゆうまに当日になった
応援団の練習ではやっぱりダンス部のメンバーは大人気で、教えてもらいたい女子が殺到していて翔太先輩と話すこともなく、グッズ作りも学年ごとだったので先輩たちと話す機会はないに等しかった
それに体育祭の準備が放課後始まってから、ダンス部のメンバーはみんな朝練を始めたらしくて翔太先輩を朝見かけることもなくなってしまった
まあ朝は先輩もずっと寝てるし、他の女子生徒もいるから話しかけるなんてことできないんだけどさ
でもリカやクラスのみんなと練習する時間は楽しかったし、グッズ作りはめめ康二とラウとわいわいしながら進められたから悲しいことばかりじゃなくて
逆に進展するはずもない相手との時間をただ待つよりもよかったかもってポジティブに考えることにしていた
当日、委員会メンバーは準備があるので他の生徒よりも早く登校した
学校についてジャージに着替える
着替え終わったところで勝手に用意していた道具を出して、リカに声をかける
『ねえリカ、髪の毛いじってもいい?』
リ「え、もしかしてAってヘアアレンジできる人?」
『ちょっとくらいだけどね。せっかくならやりたくない?』
リ「やる〜やって〜!!」
実は中学の時も体育祭と言えばって感じでクラスの子の髪の毛アレンジしてあげてたから、高校生になってもやりたいなって思ってたんだけど
ささっと簡単にだけどハチマキつけてアレンジしたら、リカはとっても喜んでくれた
リ「え、めちゃめちゃかわいい!てか器用!Aってすごいね…」
『ちょっと編み込みしたりしてピンでとめただけだよ〜でも激しく動いても取れないはずだから大丈夫』
そう言いながら自分のもアレンジする
胸の下くらいまで伸びた髪の毛はちょっとリカとおそろいの編み込みを混ぜつつポニーテールにした
リ「いつも可愛いけど今日は一段と可愛い!!!これはみんな振り返るね」
なんて一人で盛り上がるリカを横目に最後の仕上げをして完成!
『よし!準備行こう!先輩たちより先に行かないとね』
そして更衣室を出てグラウンドに向かった
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作者名:c | 作成日時:2020年9月3日 12時