初恋のお見合いリターンズ 6 ページ6
SUHO side
僕らが何度電話しても…
何度メッセージを送っても…
Aヌナが反応してくれることはなかった。
「こうなったら、直接ハナヌナに聞きましょう!」
そんなセフンの言葉に皆が頷いた
そこからリーダーとして僕がEXOを代表し
ハナヌナに連絡することになった
.
.
.
ハナ「…チャンミンのおしゃべりめ!」
スホ「じゃあ、やっぱり本当なんですね」
ハナ「スホはわかってるよね?
Aが今まで貴方達のためだけに生きてきたこと」
スホ「…」
ハナ「わかるなら、そっとしておいてほしいの」
スホ「…僕達はAヌナにとって
そんなに邪魔な存在ですか?」
ハナ「そういう意味じゃない!Aにだって
女として幸せになる権利があるでしょ?」
スホ「その幸せのためには僕らが邪魔なんですか?
その人ならAヌナを幸せにできるんですか?」
ハナ「…」
スホ「どうなんですか!?」
お互いに熱が入って
電話越しで言い合う形になったけど
最後はハナヌナが折れてくれた
ハナ「はぁ〜負けたわ。
そうね、貴方達の心配する気持ちもわかる。」
スホ「じゃあ…」
ハナ「でもね、相手の方はすごくいい人よ。
スホも会ってみればわかるはず」
それからすぐ
噂のお相手と会う機会を作ってもらった
.
.
.
待ち合わせのレストラン…
そこにはハナヌナとAヌナ
ハジメさんという日本人の男性がいた
今夜はハジメさんに会うことが目的だというのに
僕の視線は
二週間ぶりに見るAヌナの姿に釘付けだった
少し痩せた?
疲れた顔つきのヌナに胸が痛む
驚いた顔でこちらを見たヌナ
僕と目が合うとすぐに逸らすから
さらに胸が痛む
それでもポーカーフェイスを装いながら
ハジメさんに視線を移した
あれ?
僕らより歳上だと聞いて
メイクさんやスタイリストさんに協力してもらい
『オトナの男』ってテーマに仕上げてもらったけど…
ずいぶん童顔じゃないか!
可愛い雰囲気のハジメさんに拍子抜けした
僕が挨拶をすれば
座っていたハジメさんは立ち上がって応えてくれた
年下の僕にも礼儀正しいな…って思ったら
あっ…背は高いのか。
見下ろされながら交わした握手で
ちょっとだけイラッとした
いやいや、ここは冷静に。
今夜の僕には…
果たさなければならない任務があるんだから!
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rublue(プロフ) - このお話が大好きで大好きで、何度読んでも魅力が全く薄れません。書いてくださってありがとうございます(つд⊂) (2021年6月25日 23時) (レス) id: c62f00b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ィュ(プロフ) - りんさん» ありがとうございます^ ^のんびりですが書き溜めているので気長にお待ちを…^ ^ (2021年2月28日 20時) (レス) id: 96016f3247 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - とっても大好きな作品なのでお時間ある時にでも更新待ってます! (2021年2月27日 4時) (レス) id: 0e01852db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ィュ | 作成日時:2020年10月14日 20時