初恋の呪縛10 ページ10
YOU side
今でも忘れない
大好きな人との初めての夜
「愛してる」って何度も囁くヒチョリおっぱに
すべてを預けて抱かれたあの瞬間
わたしは身も心も幸せで満たされていた
なのに、その幸せは呆気なく終わりを迎えた
「愛してる………スンア」
え？スンア？
聞き間違いだと思った
聞き間違いだと思いたかった
「あ、あの、その…」
あたふたと焦り始めるおっぱを見るまでは。
うるさいほどの雨音と雷鳴は
どうしてその言葉を掻き消してくれなかったの？
涙が溢れそうになったけど
泣きたくなんてなかったから
暗闇の中、必死に堪えてた
停電が止んで明るくなった部屋で
チラッとヒチョリおっぱの方を見れば
"どうしよう"って顔に書いてあるみたいに動揺してた
そんなの…こっちが"どうしよう"だよ
今でも、あの時の正解がわからない
平気な顔して
聞こえなかったフリをすればよかった？
わたしはAよって
余裕ぶって言えばよかった？
なんで他の女の名前を呼ぶのって
怒鳴って罵ればよかった？
本当はちゃんと聞きたかったんだ
なんでスンアの名前を呼んだの？
愛してるのはわたしじゃなくてスンアだったの？
でも、あの時は
どんな答えもどんな言葉も信じられないと思った
きっと、ただの薄っぺらい言い訳にしか
聞こえないだろうって
だからわたしは
耳を塞ぐしかなかった
あの日から数週間…
ヒチョリおっぱに会うことはなく
お互いに連絡をすることもなかった
わたし達の関係は
このまま自然消滅かな？
そんな考えも過った時だった
事務所の廊下で偶然？？
BoAオンニと会った
「ちょうどよかった！
A、話があるんだけど、ちょっといい？」
空いてる会議室に呼び出されて2人きり
コーヒーを作って
BoAオンニに差し出した
U「怪我の具合はどうですか？」
少し前に大怪我をしたBoAオンニは
活動を一時中断していた時期だった
ﾎﾞｱ「うーん…しばらくは踊れないけど
こうして打ち合わせぐらいはできるからね」
コーヒーを啜りながらニッコリ笑うオンニ
それからはオンニの怪我のことや
わたしが当時担当してたSHINeeのこと
お互いの近況なんかを語り合っていると
ｺﾝｺﾝ…
ノックする音が聞こえて
会議室の扉がゆっくり開いた
ﾎﾞｱ「どうぞ〜」
そこに入ってきたのは
今いちばん会いたくなかった人
ヒチョリおっぱだった…
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ｨｭ(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただいて、すっごく嬉しいです^ ^チャニョル編、思いの外長くなってしまっててすみません！笑 (2020年7月7日 4時) (
レス) id: 96016f3247 (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 大好きなグループが沢山出てきて嬉しいです！ほかのメンバーとの旅行編も楽しみにしてます！ (2020年7月6日 3時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｨｭ | 作成日時：2020年6月19日 18時
