初恋が恋人 チャニョル編12 ページ38
CHANYEOL side
結局、運んでもらった豪華なディナーにも
一切手をつけられず…
ヌナが作ってくれたお粥を食べた
うん、これはこれで幸せだ
そして…気付けば朝だった
広いベッドに俺ひとり、大の字になって寝てた
ソファーで寝てるヌナを見て
とてつもない後悔に襲われた
今日はもうソウルに戻る
夢みたいな時間は終わりだ
ヌナが起きてから
お互いに帰り支度を済ませた
バルコニーに用意された
朝食のフルーツとパンケーキ
それを2人で…黙々と食べた
昨日まであんなにはしゃいでたのに
ホテルを出てからもほとんど会話はない
ヌナ、疲れちゃったのかな?
「おかえり!楽しかったか?」
マネヒョンが迎えに来て
その車にヌナと2人で乗り込んだ
マネ「なんだよ、遊び疲れたのか?」
静かな俺たちを見てマネヒョンが言った
チャニョル「めちゃくちゃ楽しかったです」
U「すっごい贅沢してきちゃった」
マネ「なんだ、お前ら暗いな!喧嘩でもしたか?」
チャニョル「喧嘩なんてするわけないじゃないですか!」
マネ「じゃあ…なんかあったか?」
チャニョル&U「「な、なんかって!?」」
思わず動揺してしまった…俺とヌナ。
マネ「お、おい!まさかお前ら、本当に一線を…」
U「ちょっと、おっぱ!」
マネ「え、そうなのか?やっちまっ…」
U「な、何もなかった!あるわけないでしょ!」
マネヒョンの言葉に
キッパリと否定するAヌナ
わかるよ、マネヒョンには言えない
でも、そんなにはっきり言えちゃうの?
俺たち、何もなかった?
じゃあ、あのキスは?
ヌナのスベスベの肌も…柔らかい胸の感触も…
全部覚えてるのに?
苦しくて涙が出そうになった
そのとき…
俺の右手に
そっとヌナの手が重なった
えっ?
ヌナを見れば、にっこり笑ってて
その手が俺の手をギュッと握った
たったそれだけで
俺はまた浮かれて、勘違いしてしまうんだ
正直、最後はグダグダだった…
でも、思い返せば最高の旅行で
楽しい思い出が山ほどできた
しかも、たっぷり睡眠を取ったおかげか
心も体もめちゃくちゃ軽い
新たな悩みができた気がしないでもないけど
ずっと抱えてたモヤモヤだったり
重いプレッシャーからは
スッキリ解放されたようだった
「楽しかったよ、ダーリン♡」
ヒョンに聞こえないように小声で囁いたヌナ
その言葉で
俺たちの"恋人ごっこ"が終わりを告げた
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ィュ(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただいて、すっごく嬉しいです^ ^チャニョル編、思いの外長くなってしまっててすみません!笑 (2020年7月7日 4時) (レス) id: 96016f3247 (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 大好きなグループが沢山出てきて嬉しいです!ほかのメンバーとの旅行編も楽しみにしてます! (2020年7月6日 3時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ィュ | 作成日時:2020年6月19日 18時