初恋が恋人 チャニョル編11 ページ37
CHANYEOL side
俺からの突然のキスに
驚いて目を丸めたAヌナ
だって、ヌナが困った顔して笑うから…
そんな顔見せられたら苦しくなって…
俺だって最初から計画してたわけじゃない
体が勝手に。まさにそんな感じ。
咄嗟に、押しのけられて拒まれる自分の姿が浮かぶ
怒鳴られてビンタの一発でもされるかも…
だから、思わずギュッと目を閉じた
それと同時に
ヌナを抱きしめる腕にも力を込める
あれ?
俺、力入れすぎ?
押しのけられると思ったのに…反応がない
え、まさか、嘘だ…
もしかして、俺、拒まれてない?
バレないように
薄っすら目を開けると
「…んっ。」
瞼を閉じたまま、吐息を漏らすAヌナ
やっべぇ…
俺は完全に舞い上がった
最初は、唇と唇がぶつかるようなキス
それが深いキスへと変わっていき
俺の掌が
水着一枚のヌナの体を撫でていく
背中、腰、太もも…
チラチラと薄目を開けてヌナを見るけど
嫌がってる素振も拒む様子もなかった
それどころか
俺のキスに応えるかのように
何度も角度を変えて
俺の下唇を甘噛みするヌナ
やばい…ここまできたら…
キス以上に進もうと
胸の膨らみに手をかけた時だった
ん?
口の中に感じる、ほのかな鉄の味…
ゆっくり目を開けると、そこには
口の周りを血だらけにしたAヌナ!!
チャニョル「ちょっ、ヌナ、血!血出てるよ!」
U「えっ?血?」
俺の声で目を開けたAヌナ
U「ちょっと!わたしじゃないよ!
チャニョラ…大丈夫?」
えっ、俺ですか?
自分の顔をペタペタ触ってみる…
あ、俺でした。
それは、結構な量の鼻血だったww
「今日暑かったもんね、すぐに上がって!
今お水持ってくるから、ちょっと横になろっか」
そう言って、近くにあったタオルを俺に渡し
慌ててジャグジーを出ていくヌナ
なんてタイミングなんだ!
おい、俺の鼻血!
今じゃない…今じゃなかっただろ…
項垂れた俺は
ヌナの後を追うようにジャグジーを出た
はぁ〜なんかクラクラしてきたかも
日頃の睡眠不足が祟ったのか
はたまた
Aヌナとのキスで興奮し過ぎたのか
せっかく訪れたオトナの時間は
あっさり幕を下ろした
ベッドに横になった俺の額に
冷たいタオルを当ててくれるヌナ
はぁ…まさかこんな日にまで迷惑かけるなんて
いっぱい尽くしてあげたかったのに
ちっともうまくいかない
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ィュ(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただいて、すっごく嬉しいです^ ^チャニョル編、思いの外長くなってしまっててすみません!笑 (2020年7月7日 4時) (レス) id: 96016f3247 (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 大好きなグループが沢山出てきて嬉しいです!ほかのメンバーとの旅行編も楽しみにしてます! (2020年7月6日 3時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ィュ | 作成日時:2020年6月19日 18時