SMの初恋 III

初恋が恋人 チャニョル編10 ページ36

CHANYEOL side



水着姿になるのはやだ！って渋ってたくせに


さぁ遊ぶぞ！ってなれば
纏ってたパレオや上着を容赦なく脱ぎ捨て
プールに飛び込むAヌナ


そういうとこ、大好きww



2人でネットを立ててビーチボールで遊ぶ

ちっともラリーが続かなくて
でも、それがまた面白くて

ケラケラ笑うヌナが無邪気で可愛かった


ハァハァ息切れして
「休憩しよ」って言えば

どこからか取り出した
ウォーターガンで撃たれる俺ww


U「あはは！体力ないなー」

ﾁｬﾆｮﾙ「ヌナは体力おばけ…」

U「なんだとー？あっ逃げるな、パクチャニョル〜！
もっと撃ってやる！おりゃ！おりゃっ！」


ほんっとに無邪気ww



昔から落ち着いてて
オトナの女ってイメージのヌナが

時折見せるこの感じ、このギャップ…



めちゃくちゃ魅力的だ



『SMの初恋』

みんなが好きになるのもわかる、俺も好きだもん




でも、2人きりのときに
こんな無邪気な姿を見るのは初めてで


その威力はやばい

"好き"が募って苦しくなる…




散々遊んだ後、ジャグジーでのんびり体をほぐす


U「セレブになった気分だね、めっちゃ贅沢！」

ﾁｬﾆｮﾙ「楽しい？」

U「うん、連れてきてくれてありがと、ダーリン」



その、急に恋人設定を思い出すやつ

心臓に悪いからやめてほしい



…いや、嘘！やめないで！



ピッタリくっついていた肩と肩が
一瞬離れたと思えば

腕を絡ませてきたAヌナ



胸が、ヌナの胸が、俺の腕に…



これは確信犯なのか？

俺、誘われてる？試されてる？



U「ソウルに戻っても…恋人ごっこが終わっても…
お互い、寂しく思わないようにしよう

わたし達がずっと一緒にいることは変わらないから」




そっか…

俺の不安、ヌナはお見通しだったんだね




ﾁｬﾆｮﾙ「俺、Aヌナが好きだ
ソウルに戻っても、好きでいちゃダメ？」

U「…わたしもチャニョルが好きだよ」

ﾁｬﾆｮﾙ「じゃ…」

U「でも、わたし…恋愛はできない」

ﾁｬﾆｮﾙ「恋愛できないって？」

U「怖いの、そういうの」

ﾁｬﾆｮﾙ「俺となら！俺は絶対ヌナを泣かせないよ？」

U「そうだね、チャニョルとだったら
ずっと笑っていられそうww」




好きだなんて言うつもりなかった


ヌナを困らせるだけで
俺が傷付くだけだってわかってたから




なのに口をついた言葉


もう引き返せない…




どうせ傷付くなら

もうとことん傷付くしかない




俺はAヌナを強引に引き寄せて…キスをした

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