初恋が恋人 チャニョル編 6 ページ32
CHANYEOL side
「チャニョラ〜こんなに幸せでいいのかな？」
Aヌナのそんな言葉を聞いたら
俺もめちゃくちゃ幸せな気分になって浮かれた
食事の後、2人で散歩に出た
月明かりに照らされた夜の海…
そんな海を
昨日までの俺なら"怖い"と感じたかもしれない
青白く不気味に光る波と繰り返す波音が
すべてを飲み込んでしまいそうで
でも、今はこの海が綺麗で幻想的に見える
暗闇を暗いと感じないのは
月明かりだけのせいじゃない
きっと、隣にAヌナがいるから…
繋いだ手から感じる温もりがあるから…
U「明日は何する？」
ﾁｬﾆｮﾙ「あ、ヌナ！水着持ってきた？」
U「ううん、プールあるなんて知らなかったもん」
ﾁｬﾆｮﾙ「じゃあ、ホテルの人に頼んでおこう」
U「そんなのまで用意してくれるの？」
ﾁｬﾆｮﾙ「うん、大丈夫だと思う」
U「え、いいよ、お肉食べ過ぎてお腹出たし…」
ﾁｬﾆｮﾙ「えー、ダメダメ！
せっかくプールもジャグジーもあるのに！」
こんなに楽しくて幸せな時間が明日も続くなんて…
でも、この旅行が終わったら？
俺とAヌナのこの近づいた距離は
また元に戻ってしまう？
思わず、繋いだ手に力を込めた
U「チャニョル？」
ﾁｬﾆｮﾙ「…ん？」
U「大好きだよ」
ﾁｬﾆｮﾙ「えっ…」
U「すべて忘れて、何も考えないで、今を楽しもう」
ねえ、Aヌナ。
大好きだよ、なんて言っちゃダメだよ
わかってる。
恋人ごっこだから
今だけ俺の彼女だから
俺の不安を見透かしたから
だから、そんな風に言うんでしょ？
「好きだよ、Aヌナ」
俺の言葉には、演技も嘘もないよ
「うん、わたしも」
ヌナの言葉は嘘だらけでしょ？
しばらくして散歩から戻った俺たち
感傷に浸ったせいで忘れてたけど
目の前にドーンと置かれたひとつのベッドを見て
本日一番の問題点を嫌でも思い出した
ﾁｬﾆｮﾙ「お、俺、シャワー浴びてきていい？」
U「う、うん！浴びておいで！」
逃げるようにシャワー室へ向かった
とりあえず、鎮めよう…
難しく考えて
ぐちゃぐちゃになった心も
ひとつのベッドを目の前に
興奮してしまった体も
シャワー後…
はぁ〜サッパリした！
単純な俺。
さっきまでの感傷は
思いの外、あっさり消えていた
それより…
ひとつのベッドで、今夜をどう乗り切るか…
今はそれしか考えられない！！
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ｨｭ(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただいて、すっごく嬉しいです^ ^チャニョル編、思いの外長くなってしまっててすみません！笑 (2020年7月7日 4時) (
レス) id: 96016f3247 (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 大好きなグループが沢山出てきて嬉しいです！ほかのメンバーとの旅行編も楽しみにしてます！ (2020年7月6日 3時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｨｭ | 作成日時：2020年6月19日 18時
