初恋が恋人 チャニョル編 5 ページ31
YOU side
開放感のある大きな窓
そこから見える広い空と青い海
柔らかな潮風と波の音
「折角の旅行なのにごめんね」って
申し訳なさそうにチャニョルは言うけど…
観光もショッピングもいらない
本当に素敵な空間だ
夕方になっても
ちっとも日は暮れなくて
1日の時間がゆったり過ぎていく
いつの間にか眠ってしまった…
さっきまで隣にいたはずのチャニョルがいなくて
慌てて立ち上がり、広い部屋中を探す
「チャニョラー！」
見当たらなくて、大声で呼んでみた
「外！ヌナ、俺外にいるよー！」
声のする方へ向かえば、そこは広いバルコニー
いつの間にか用意されたBBQセット
立派なバーベキューコンロに
大きなお肉の塊、海老や貝もある
そして、いそいそと準備してるチャニョル
U「ごめんね、寝ちゃってたみたい…
てか、これ…チャニョルが準備したの？」
ﾁｬﾆｮﾙ「そうだよ！…って言いたいとこだけど
ホテルの人が準備してくれて、俺は火をつけただけ」
U「おっ！まさか、超能力で？笑」
ﾁｬﾆｮﾙ「そうそう！超能力で！笑」
手伝おうと近寄れば
「ヌナは座ってて」ってベンチに誘導されて
「お腹すいてる？何飲む？」なんて気遣い満点
"愛する彼女にいっぱい尽くすっていうのが
俺の理想のデートなんだから！"
そっか、これがチャニョルのやりたかったことか…
愛する彼女の代役ってのがわたしなんかで
申し訳なくてしかたないけど
ここは甘えちゃってもいいのかな？
それにしても…
こんなイケメンスーパーアイドルに
お肉焼いてもらうなんて
トングのお肉をフーフーしてもらって
あーんまでしてもらって
わたしってば
ここまで苦労して生きてきた甲斐があったわww
U「チャニョラ〜こんなに幸せでいいのかな？」
ﾁｬﾆｮﾙ「え、ヌナ、今幸せ？」
U「うん！めちゃくちゃ幸せ！」
ﾁｬﾆｮﾙ「ほんとに？
じゃあ俺も！めちゃくちゃ幸せ！」
本当に幸せな時間だった
お肉も魚介もお腹いっぱい食べて
デザートのアイスクリームまで平らげた
さすがに苦しい…
ﾁｬﾆｮﾙ「ちょっと散歩する？
ホテルの敷地内だったらOKもらってるからさ」
U「うん！食べ過ぎちゃったし、運動！運動！」
2人で外に出ると
どちらからともなく、手を繋いだ
日が暮れて
ビルやネオンの光もない、街灯も少ない夜道
だけど、眩しいほどの月明かりで青白い空
まるでここには暗闇がないみたい
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ｨｭ(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただいて、すっごく嬉しいです^ ^チャニョル編、思いの外長くなってしまっててすみません！笑 (2020年7月7日 4時) (
レス) id: 96016f3247 (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 大好きなグループが沢山出てきて嬉しいです！ほかのメンバーとの旅行編も楽しみにしてます！ (2020年7月6日 3時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｨｭ | 作成日時：2020年6月19日 18時
