SMの初恋 III

初恋が恋人 チャニョル編 4 ページ30

CHANYEOL side



マネヒョンに伝えた希望のデートコース


プライベートジェットや
海の見えるラグジュアリーなホテル…


すべて俺の期待以上のものを用意してもらった



でも、ドライブやショッピングはNGで
コンビニやスーパーに行くことすら禁止された



まあ、ホテルのルームサービスも充実してるし
スーパーへの買い出しも頼めるらしいから


まさに至れり尽くせり！文句なし！




ここなら人目も気にせずのんびりできる


しかも、部屋にはジャグジーもプールも付いてる！

Aヌナは水着持ってきたかな(//∇//)




でも、ひとつ気になってることがある…




U「…この部屋って、チャニョルが予約したの？」

ﾁｬﾆｮﾙ「いや、マネヒョンが…」

U「そ、そうだよね、マネおっぱ、だよね…」




俺とヌナの見つめる先には

それはそれは大きなクイーンベッド



広い部屋のあちこちを探しても
ベッドはこのひとつだけだ




ﾁｬﾆｮﾙ「広い部屋で2人で過ごしたいって言ったけど…

ヒョンにはベッドは２つっていうか、寝室は別って
ちゃんと伝えたはずだったんだけど…」



っていうのは、ちょっとだけ嘘



寝室は別、とは言ってないし
ベッドは２つとも注文してない


でも、俺とヌナが泊まるってわかってて

まさかベッドがひとつだなんて思わないでしょ？


本当に知らなかったんだ


だから、そのドーンと置かれたそのベッドを見て
……本気で焦った




U「まあ、こんだけ広いベッドだし…

わたし寝相悪いけど、2人で寝ても平気だよね？」



屈託なく笑うAヌナを見ていたら



メンバーに、男との旅行だぞって言われたときの
ヌナの言葉を思い出した


「男って…チャニョルじゃんww」


あれ、実はマジで傷付いたんだよね〜


Aヌナには
俺が男に見えてないってことだよね

なんだよ、じゃあ女にでも見えるのかよ！



U「ん？チャニョル？

チャニョルが嫌なら
わたし、ソファーで寝るよ？

このソファーもずいぶん大きいから充分寝れそう！」



たぶん、俺が拗ねた顔してたから
変な誤解させちゃったのかも




ﾁｬﾆｮﾙ「い、嫌なわけないじゃん！
今日のヌナは俺の彼女でしょ、明日のヌナも…」

U「ふふ、そうだね、ダーリン！笑」

ﾁｬﾆｮﾙ「いっぱい尽くしてあげるからね、ハニー♡」




ぎこちなさと緊張から始まった
恋人ごっこだったけど




やべぇ…めちゃめちゃ楽しい！！

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