SMの初恋 III

アイドルだって恋がしたい 3 ページ22

CHANYEOL side



ﾏﾈ「チャニョラ、お前に4日間の連休をやる！
その中の2泊3日をAと過ごしてこい」



ﾁｬﾆｮﾙ「はっ！しかもお泊まりOKなんですか？」



ﾏﾈ「あ、おい、勘違いするなよ？
お前の心身の休養を兼ねてるから泊まりなわけで…

そこで一線を越えるっていうのは…

いや、まあ、そこは合意があれば、であって

絶対に無理矢理とか…」


ﾁｬﾆｮﾙ「ちょっと！ヒョン！
俺のこと、なんだと思ってんですか？

そんなこと…合意がなきゃ…
あ、合意があれば…いいの？」



ﾏﾈ「ゴホンッ！でも、忘れるなよ！

Aは事務所のスタッフで、お前はアイドルなんだ

戻ってきたら今まで通り仕事に集中してくれよ」




それからすぐヒョンに
希望のデートのイメージを伝えて
それに合った場所を用意してもらうことになった


本当だったら
場所は自分で決めて予約したかったし
なんなら下見にも行きたかったぐらいだけど



今はこれで充分！嬉しくて元気が出た！

ありがとう、マネヒョン！





やる気がみなぎった俺は
結局、作業部屋で徹夜して朝を迎えた

それから宿舎へ戻って
仮眠をとった後、急いで荷造りを始めた



急遽スケジュールを変更してもらったこともあり

出発は明後日…いや、もう明日に迫ってる！





「ヒョン、どっか行くの？」


少しだけ開いたドアから顔を出してきたのは
ウリマンネ、セフンだった


ﾁｬﾆｮﾙ「ん？あ？いや？いやーちょっとね！」


別にメンバーには口止めされていないけど
なんとなく内緒にしておきたかった

俺とAヌナの秘密♡的なやつ！


だけど、咄嗟にあたふたした俺を見て


ｾﾌﾝ「怪しい…絶対に怪しい…」


鋭い目つきで睨み付けるから
タジタジになって目を逸らす


ｾﾌﾝ「本当は？どこに誰と行くんですか？」


言わない、言わないぞ…




「お〜い！みんな、聞いたかー！？」




玄関の方から馬鹿デカイ声と同時に
ドタドタと駆け寄る足音


やばい、嫌な予感しかしない…




ｾﾌﾝ「どうしたんですか、ベッキョニヒョン！」

ﾍﾞｸ「ハァ、ハァ…いや〜久々に走った…」


息を切らしたベッキョンが
俺の部屋めがけて走ってきたようだ


ﾍﾞｸ「おっ、早速荷造りですか？チャニョルさん」

ﾁｬﾆｮﾙ「お、おう、ベッキョナ、おかえり」

ｾﾌﾝ「あ、ヒョンは
チャニョリヒョンがどこ行くのか知ってるの？」

ﾁｬﾆｮﾙ「お、おい…ベク…」




ﾍﾞｸ「Aヌナと旅行だってさ！！」

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