初恋と初恋の初恋 1 ページ17
YOU side
スンアとヒチョリおっぱの関係
愛を囁いて、抱き合って、キスをして…その先も？
そんなことをいろいろ想像してたわたし
だから、そのどれもが2人の間になかったことに
一瞬ホッとしたのは確かだった
でも、それはスンアがまだ幼かったからで
お互いにデビューを目指す練習生として
恋愛に慎重だったからで
好きの気持ちを言葉にできなかっただけ
触れ合うことがなかっただけ
わたしが思うよりずっと
想い合っていたに違いない
息を飲んで
ヒチョリおっぱが話し始めるのを待った
「俺、Aを好きだって気付いた時
その気持ちはスンアへの裏切りだと思った」
ゆっくり話すおっぱを
ただじっと見つめるわたし
「逆にスンアを思い出すことが
Aを裏切ることになる気がして…
結局俺はAと一緒にいるために
スンアのことを忘れようとした」
思い出の中のスンアにも
何も知らないわたしにも
おっぱはどちらにも誠実でいたかったんだね
「でも、スンアのことを思い出さないように
無理に心の奥の奥に閉じ込めたせいで
その頃の楽しかった日々ごと
笑えないほどつらい思い出になっちまった
スンアにしてやれなかったことが多すぎて
後悔ならたくさんあるけど
そこに未練があるわけじゃない
ちゃんと向き合わなかったせいで
心の整理ができてなかったんだと思う」
わたしのために
スンアを忘れようとしたんだね…
わたしといれば
嫌でもスンアを思い出しただろうに…
「あの日、俺がスンアの名前を呼んだことは
本当に無意識で…本当に最低だったと思う
でも、俺はお前だけが好きだった
それだけは信じてほしい」
「わかってる…」
わたしがそう言えば
潤んだ瞳のおっぱと目が合った
U「わかっていても
許すことができなかった、ごめんね」
ﾋﾁｮﾙ「ううん…俺こそ、ごめんな」
U「わたしね、おっぱには
スンアのことを忘れてほしくないよ」
ﾋﾁｮﾙ「…うん、忘れないよ」
U「でもね、スンアを忘れないおっぱと
一緒にいることはできないと思った
だから…最初から好きにならなきゃよかったって
ずっとずっと思ってた」
ﾋﾁｮﾙ「…ごめん」
U「わたし達はどうしたって
愛し合ったら辛くなる運命なんだよ」
ﾋﾁｮﾙ「そ、そんなことな…」
U「そんなこと、あるんだよ！
でも、後悔してないよ、愛し合えたこと」
これでいいんだ…
わたしは涙を必死で堪えてた
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ｨｭ(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただいて、すっごく嬉しいです^ ^チャニョル編、思いの外長くなってしまっててすみません！笑 (2020年7月7日 4時) (
レス) id: 96016f3247 (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 大好きなグループが沢山出てきて嬉しいです！ほかのメンバーとの旅行編も楽しみにしてます！ (2020年7月6日 3時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｨｭ | 作成日時：2020年6月19日 18時
