初恋の呪縛14 ページ14
YOU side
ヒチョリおっぱとは相変わらず連絡を絶っていた
ここ数日、仕事で日本に行ってたから
おっぱの近況を誰かから聞くこともなかった
そこにBoAオンニが現れた
オンニの計らい?企み?によって
会議室で2人きりになった
わたしとヒチョリおっぱ
「ちゃんと2人で話し合ってねっ!」
ウインクして去っていったBoAオンニ
話し合い…何をどう話し合うの…
ヒチョル「…ごめんな、A」
静かな会議室におっぱの声が響くと
あぁ〜あの日のことは夢じゃないんだなって
現実を突き付けられたようで余計に落ち込む
U「…謝ることないですよ、大丈夫ですから」
仕事の時にしか使わない敬語で
無理に距離を取る
ヒチョル「俺、Aに話してなかったことがあって…
ちゃんと話したいんだけど、聞いてもらえる?」
話っていうのは
確実にスンアのことだろう
U「…ごめんなさい」
ヒチョル「えっ?」
U「わたし、何も聞きたくないです」
ヒチョル「…俺が悪かったよ、それは謝る!
でも、大事な話だから聞いてほしいんだ」
U「嫌です、無理です」
ヒチョル「はっ?じゃあ、俺たちこのまま終わりなの?」
U「…そうですね、もう終わりにしましょ」
おっぱとスンアがどういう関係だったのか
はっきり聞く勇気なんてなかった
今までの経緯や周囲の様子を見ていれば嫌でもわかる
おっぱがどれだけスンアを大事に想っていたか…
だから…わたしは逃げた
これ以上傷付いたら立ち直れないかもしれない
傷付きたくない、傷付くのが怖かった
わたしがわたしでいられなくなる気がしたから
何も聞きたくないと耳を塞ぐことだけが
自分を守る方法だと思った
ヒチョル「な、なんでそんなこと簡単に言えるんだ?」
U「……」
ヒチョル「その程度の関係だった?俺ら…」
U「……」
ヒチョル「話ぐらい聞いてくれたっていいだろ?
結論はその後に出してくれよ…頼むよ…」
涙目で必死に縋るヒチョリおっぱを見れば
わたしの心は大きく揺れた
でも、無理だよ
スンアはわたしにとって
忘れちゃいけない大事な家族
ヒチョリおっぱは
最初から好きになっちゃいけない人だったんだ
これ以上好きになって
もっと苦しむことがないように
今、離れなきゃ。
U「…今までありがとう、ヒチョリおっぱ」
それだけ残して
わたしはひとり会議室を出た
おっぱの呼び止める声は…聞こえなかった
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ィュ(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただいて、すっごく嬉しいです^ ^チャニョル編、思いの外長くなってしまっててすみません!笑 (2020年7月7日 4時) (レス) id: 96016f3247 (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 大好きなグループが沢山出てきて嬉しいです!ほかのメンバーとの旅行編も楽しみにしてます! (2020年7月6日 3時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ィュ | 作成日時:2020年6月19日 18時