佐木くんがすきっ！

１３ ページ14

侑「どっちかというと、この子の方が気が利くんじゃないですか？」







　そう言って、となりにいる佐木くんのひじをつついた。







竜「へ？」






　さっきまで歩きながら窓の外をみて１人の世界に入っていた(？)佐木くんは、
　いきなり会話を振られて目をまんまるにして驚いている。





あ「ごめんね(笑)、『佐木くんは気が利く子だ』って、知念くんが。」







竜「え！そんなこと言ったの？」






侑「ごめんごめん(笑)」





(仲良いんだなぁ)






　なんやかんやで昇降口に着き、靴を履き替える。




竜•侑「あつっ！」





　先に外に飛び出していった後輩くんたちの叫び声が聞こえる。





あ「うわ、ほんとだ。あついなぁ…。」





　後から外に出た私も、もわっと襲ってくる暑さに思わず顔をしかめる。

作者のつぶやき→←作者のつぶやき

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す