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西「こーら、正門東の子困らせたんなや」
正「おー大吾やん。酒足らんようなった?」
目黒が後ろを振り返るとそこに居たのは目がくりくりとした男だった。確か先程向井が襖を開けた時に「こうちゃん!?」と叫んだ人物だ。
西「正門がごめんな?余計な事聞かせて」
目「ああ、いや…」
西「パチモンって言うんはこっちの言葉で偽物みたいなことやねん。」
目「偽物って…?」
正「俺ら含めてここにおるほとんどが忍びっぽいことするんよ、まぁ生きるためにって言ったらかっこいい?笑」
西「なにかっこつけとんねん笑 俺らは…そやな、先輩らに色々教えてもらうんよ。その中には忍びみたいな隠遁術もあるし武士みたいな剣術もある。得意不得意あるけど全員剣も銃も使えるしな。」
目「僕は軍出身ってわけじゃないのでよく分からないんですけど、関西基地は武家出身の人はいないんですか?」
正「んーおるっちゃおるけど、俺らみたいな孤児らを育ててくれるような武士の子供で俺らと一緒に育つか、武家としての自尊心があるやつは俺らみたいなんと一緒になりたないって言って軍には最初から入らんかな笑」
西「ほら、あそこの緑の着物着た人おるやろ、ゲラゲラ笑っとる。あの人は元々武家出身。俺らに剣術を教えてくれはんねん」
目「なるほど…」
正「まぁ俺らは関西基地も自警団も含めてひとつの家族って感じやね」
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作者名:さすけん | 作成日時:2020年7月25日 14時