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向井が待ち合わせ場所である蟹の置物が置かれた店の前に着いた頃には既に他の八人は集まっていた。
向「皆!遅なってごめん!」
宮「大丈夫だよ、俺らも来たばっかりだから」
向「よかった!浪花は楽しめた?」
渡「おい、康二!康二が教えてくれた刀屋凄いな!」
宮「確かにすごいお店だったね。俺も包丁買っちゃった」
向「ほんまに?あそこええやろ!」
佐「芝居小屋も凄かったよ〜!」
阿「ほんと迫力もあったし、なにより浪花ならではの笑いが面白かったね」
ラ「ほらめめ〜やっぱり芝居小屋行けばよかったじゃん」
目「まあまあしゃあねえだろ、迷子なったんだから」
ラ「それへ地図見間違えためめのせいじゃん」
目「はいはい、悪かったよ」
ラ「ぶー」
向「ふ、ふっかさんたちはどこ行っとったん?」
深「俺ら?俺らは専ら食べ歩きだな」
向「粉もんとか食べたん?」
深「いや、」
岩「くるみ餅とかぜんざいとか食べたぜ。あとはこっちの桜餅は俺らのと違うって聞いてたから食べてみたよ。あとひやしあめも飲んだしな」
阿「胸焼けしそう…」
ラ「桜餅ってどう違うの?前に舘さんが作ってくれたのじゃないの?」
岩「あれは餡を挟むって感じだろ?こっちのは大福みたいに餅の中に入ってんだよ。で、餅がおはぎみたいに米が残ってんだよな」
宮「それは凄いね…今度作ってみようか」
阿「確かに康二、舘さんの作ってくれた桜餅見てこれ何!?って言ってたもんね」
向「俺もそんな何回も食べたことあるわけやないけど、桜餅って言われたらやっぱくるんである方思い浮かべるかなぁ」
深「へー、って康二時間大丈夫かよ」
向「え?あ、やばい!急がな!」
九人は宴会の開かれる場所、村上家へと急いだ。
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作者名:さすけん | 作成日時:2020年7月25日 14時