＊ ページ42
すると奥から
｢あれ、佐久間お客さ…ちょ、ちょっと何してんの！｣
佐｢ふっか、こいつ滝沢さんに言われてここに来たって言ってるんだけど｣
深｢ん…？あ、！あー！君が阿部くんか！｣
ごめん、もっと眼鏡の学者みたいなやつなのかと思ってたよ、と深澤が阿部に謝る。
佐｢なに？知ってる人なの？｣そう言いながら佐久間は阿部の喉元に当てていた短剣を下ろした。
深澤は阿部の元に駆け寄り、
深｢いきなりびっくりしたよね、ごめんね、阿部くん。｣
と声をかけた。
阿｢いえ、びっくりはしましたけど大丈夫です｣
深｢ほら佐久間も、急にお客さんに手出しちゃダメだろ？｣
佐｢だって敵だと思ったんだもん、足音もしないし気配も消してるし。…阿部ちゃん、ごめんね？｣
初対面で阿部ちゃんと言われたのには驚いたが、それよりも、緊張したせいで無意識に足音も気配も消していた自分をあんな一瞬で背後に回ることが出来る佐久間の能力に驚いた。
阿｢いや、こちらが急に来たのも悪いので、きにしないでください｣
佐｢もー阿部ちゃん、これから仲間になるんだから、ここでは敬語禁止だよ。俺のことは佐久間って呼ぶんだよ｣
阿｢でも、佐久間さんってたしか…｣
阿部は初めは驚いて彼のことがわからなかったが、深澤が佐久間、と呼ぶこととその身体能力を考えれば彼が誰だか分かったのだ。
佐久間大介。
あの三宅健の秘蔵っ子であり三宅直属の部隊の若き隊長として、様々な戦場で功績をあげたこちらもある意味伝説の男だ。
そんな彼の等級は一等。
つまり阿部より等級が上で、部所は違えど上司の様なものだ。
縦社会の軍隊では、そんな彼に敬語を使わないなんて切り殺されてもおかしくない。
佐｢いいの！歳も同じくらいだし、と言っても俺本当の年齢知らないけど、たぶん同じくらいだし、俺らもう除名されてるんだしさ。｣
阿｢じゃあ…佐久間さ、佐久間くん。 ｣
佐｢嫌！佐久間って呼んで！どうしてもって言うならこれは上司命令！佐久間って呼ぶのと敬語は外す！｣
深｢はっ笑 上司とか関係ねぇって言って上司命令なのかよ笑 あ、俺は深澤辰哉。ふっかって呼ばれることが多いかな。等級はね、無いんだよ。その理由はまぁいずれ、ね。
もちろん俺にも敬語はいらねぇよ。
まぁ細かいことは後で説明するとして…、
これから宜しくな、阿部ちゃん｣
阿｢宜しくお願いします｣
そう言って阿部は差し出された右手を握った。
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さすけん(プロフ) - はらさん» パッチやばいですよね…私も大好きです笑 そう言っていただけると嬉しいです！康二くんは絶対優しくて涙脆いです。泣きます、真っ先に笑 康二くん頑張ります！ これからもよろしくお願いします♪ (2020年5月22日 15時) (
レス) id: c1472eabef (このIDを非表示/違反報告)
はら(プロフ) - ∞のパッチが大好きなので、こちらの設定もとても好きです！！めめこじ推しの康二くん担なのでこれからの康二くんに期待しています！人の過去話で泣いちゃうくらい優しい康二くんがすきです！ (2020年5月21日 18時) (レス) id: 4b0a14856e (このIDを非表示/違反報告)
さすけん(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！ 目黒くんは憂いの表情が似合うと思ってます笑 これからもよろしくお願いします！ もしシチュエーションのリクエストなどあれば、じゃんじゃん送ってください〜♪ (2020年5月7日 11時) (レス) id: c1472eabef (このIDを非表示/違反報告)
さすけん(プロフ) - ちねゆきさん» ありがとうございます！更新遅くなりました… 佐久間くんは活躍します！私がいわさく担笑 もしシチュエーションのリクエストがあればじゃんじゃん送ってください〜♪ (2020年5月7日 11時) (レス) id: c1472eabef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - めめ担なので、どんどん掘り下げていって欲しいです！めめの設定凄く好きなので活躍楽しみにしてます！ (2020年5月7日 2時) (レス) id: c9acd22823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さすけん | 作成日時：2020年4月13日 0時
