雪は舞って闇に咲く

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ラ｢一応、目星をつけてめめに会いに行ったんですけど、お客さんが話してた日からはもうめめが現れなくて…。 今思えばここに来たからだったんですね。

その日から僕はめめの代わりに義賊になることにしたんです。
そうしたら、気づいてくれためめが会いに来てくれるかもって…｣

目｢…気づいてたよ。ふっかさんが最初にこの話をした時から。

けど怖かった。頭を、仮にも親父を殺した俺をラウが拒絶するんじゃないかって。…置いていってごめんな。一人で頑張ったんだよな。｣
目黒は瞳に涙を浮かべるラウールの頭をくしゃくしゃと撫でる。その目黒の瞳も潤んでいた。


その二人よりも号泣していたのは
向｢うぅ… めめもラウールくんもよう頑張ったなぁ…グスっ…｣

渡｢なんで康二が一番泣いてんだよ笑｣

(((((((笑)))))))

向｢やってぇ…｣


深｢ふふ…じゃあみんなラウールがうちに来ること、依存はないね？｣

こんな壮絶な過去を聞いて彼を拒絶する者などここにはいない。みんなそれぞれ大なり小なり色々抱えているものだ。

宮｢ああ。宮舘涼太です。ようこそラウールくん｣
向｢向井康二！よろしくなぁ｣
阿｢阿部亮平です。よろしくね｣
渡｢渡辺翔太。よろしく｣
佐｢俺は佐久間大介！よろしくピーマン！でありまーす！でございます｣ゴンッ
岩｢岩本照。よろしく。花吹雪のやつ凄かったから教えろよな｣
目｢もうずっと仲間だよ｣

深｢ラウール、ようこそ雪桜隊に。｣

ラ｢よろしくお願いします！｣



こうして最年少の青年が雪桜隊に加入した。









滝｢さて…白い狐は桜たちとどう舞ってくれるのかな？｣





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滝沢秀明
この國の英雄。彼が戦場であげた功績は数え切れないほど。いきた伝説。深澤の恩人で雪桜隊を作った張本人。深澤のことを高く評価しており、出世できない陰の道を進ませることになったことを少し後悔している。





戦場ではまるで先が見えているかのように先回りして敵の計画を狂わせた。人呼んで先見の術士。引退した今もそれは衰えていないとか…

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