episode_eight ページ8
ゾロゾロと入ってくるグリフィンドールとハッフルパフの生徒。
初めて来る教室に興味津々で、辺りをキョロキョロと見渡していた。
しかし、その教室にAの姿はなかった。
HarryPotter side
今日は初めての魔法癒術学の授業。
教室に入るとそこは真っ白な空間が広がっていた。
壁も床も天井までもが全て白い。
あるのは机と棚だけ。
「わお、全部白いや……」
「ここまで白いと不気味だね」
ロンとそんな会話を交わしながら席に着く。
しかし、授業が始まってから十分が立つ。
先生はまだ来ないのかと皆がソワソワしだした時だった。
奥の扉が勢いよく開いた
「______。」
寝癖がついた髪とシワになった白いローブが見える。
グレイだ。
顔は蒼白で、息切れで途切れ途切れに呼吸をしている。
「…………えー、俺は寝過ごしたつもりはない。だが、授業に遅れたことは謝る。すまない。しかし、俺は寝過ごした訳では無い。特別な用があって遅れた。この事を……特にマクゴナガル先生に言わないで欲しい」
ピンっと立ち、そう弁解したグレイ。
グリフィンドールの一人の生徒が吹き出した
「……グリフィンドール一点減点。」
なんと言う理不尽。
しかし、スネイプのような先生では無かった。
少し苦手意識を持っていたハリーのイメージは見事に改変された。
「今から授業を始める。……今から笑った奴は減点する」
そして授業に取り掛かった。
色んな薬草の効能の説明と、少しの調合だった。
そして授業が終わるまで先生の髪はピョンと立っていた。
「______意外だったなぁ」
ロンが呟いた。
「何が?」
「グレイだよ。僕の思ってたイメージと違ってた。むしろ良い先生だ。少しおかしいけど」
ロンがにっこりと言った。
「スネイプと比べると天と地の差だよ。」
「………」
「こんにちは。グレイ先生。少しお時間を頂いても?」
Aの前にはミネルバが厳格な顔つきで立っていた。
Aの顔は真っ青だ。
「あ、の……えと」
「いいですよね?」
「…………はい。」
何が起こるか察したAはグリフィンドールとハッフルパフの生徒が少し嫌いになりだした。
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ベルモット - 初コメ?です。生徒目線が多いので教師目線の話が新鮮でした。大人の事情が含まれる出来事も勘付く年頃になって痛感することがあります。 (5月16日 14時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - フォールさん» ありがとうございます……✨✨そう言って貰えて嬉しいです!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`)秘密の部屋編でもグダグダするとは思いますがこの作品をよろしくお願いします😊😊 (2023年1月24日 23時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - 賢者の石編完結おめでとうございます!!感動的なストーリーやキャラたちとの絡みなどとても楽しく読めました!秘密の部屋編でも頑張ってください!!応援してます!!! (2023年1月23日 17時) (レス) @page41 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 塾から帰ってきて、覗いてみたら更新されていてめちゃくちゃ元気になりました(*≧∀≦*) (2023年1月14日 23時) (レス) @page36 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(ᵒ̴̶̷ ᵒ̴̶̷ )✧‧˚応援してもらったのでめちゃくちゃ頑張りたいと思います(ง ˙-˙ )งこれからもこの小説をよろしくお願いします! (2023年1月14日 10時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とある緑の生徒。 x他1人 | 作成日時:2022年10月31日 18時