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episode_for ページ4

白い教室に各それぞれの寮の三年の生徒達がぞろぞろと入ってくる。
席へと座り、机の上に置いてある物に興味を引くが、入ってきた教師により視線はそっちに逸れた

「あー、新学期もよろしく、って事で教科書百四十六ページを開いて」

教科書を捲る音が聞こえ、聞こえ終わると杖を振り、チョークを浮かべる

「前回の復習。ハナハッカエキスの効能を羊皮紙ふた巻き分出した……効能を説明できる人は挙手しろ」

複数人の手が上がる。
見渡すと一番前にいたアンジェリーナを指名した

「……ミス・ジョンソン。」

「はい、先生。強力な癒しの力を持った薬草です。切り傷や擦り傷はもってのほか、深い傷も見違えるように治ります。」

「正解。グリフィンドール十点」

チョークがひとりでに黒板へと文字を書く。
皆もそれを写しているようだ。

「今日学ぶのは_________」



















授業が終わり、Aが教室を出ようとすると机の下から二人分の赤毛が見える

「……ウィーズリー双子、そこで何してる」

「ちぇっ、バレた。ジョージ、君の頭が見えたんだぞ」

「フレッド、僕じゃない君の頭が見えたんだ。」

「二人共だ。今すぐ帰ってくれ」

「先生知ってるかい?あの有名なハリーポッターはグリフィンドールに入ったんだ。」

「ポッターを取った俺たちは怖いもの無しだ」

「そう、良かったな。帰ってくれ」

「つれないなぁ先生。」

Aはウィーズリー双子の首根っこを掴み、扉の外へと追いやった。
抗議する声も無視して鼻先で扉を閉めてやった。















次の授業は無く、校内を彷徨いていた。
すると前方から黒いローブの教師がやって来る。
ローブを靡かせ、Aの前に立ち止まった。

セブルス・スネイプだ




「……これはこれは、グレイ先生。仕事を放棄して校内を彷徨くとはさぞ楽しい時間でしょうな。」

「俺、授業無いんで歩いてました。先輩こそ授業っすよね。俺に構ってないで早く地下牢に行ったらどうですか。」

「余計なお世話だ。しかし、君は何の仕事も無いとおっしゃいましたな?それなら次の我輩の授業の付き添いを頼もう。一年生の授業なのでな。断る理由も無かろう?」




フッと黒い笑みを浮かべスタスタとAの横を通り過ぎた。













「……だからアンタ嫌われるんですよ」











暗い地下牢へと向かうAの足は重かった。

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ベルモット - 初コメ?です。生徒目線が多いので教師目線の話が新鮮でした。大人の事情が含まれる出来事も勘付く年頃になって痛感することがあります。 (5月16日 14時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - フォールさん» ありがとうございます……✨✨そう言って貰えて嬉しいです!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`)秘密の部屋編でもグダグダするとは思いますがこの作品をよろしくお願いします😊😊 (2023年1月24日 23時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - 賢者の石編完結おめでとうございます!!感動的なストーリーやキャラたちとの絡みなどとても楽しく読めました!秘密の部屋編でも頑張ってください!!応援してます!!! (2023年1月23日 17時) (レス) @page41 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 塾から帰ってきて、覗いてみたら更新されていてめちゃくちゃ元気になりました(*≧∀≦*) (2023年1月14日 23時) (レス) @page36 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(ᵒ̴̶̷ ᵒ̴̶̷ )✧‧˚応援してもらったのでめちゃくちゃ頑張りたいと思います(ง ˙-˙ )งこれからもこの小説をよろしくお願いします! (2023年1月14日 10時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とある緑の生徒。 x他1人 | 作成日時:2022年10月31日 18時

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