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#2 ページ4

ついに



湘北高校の校門をくぐった。







A「これで私たちもちゃんと生徒だね」

茜「すごいよ私たち同じ学校だ」

A「なんか..違和感ある」

A「クラスも一緒だったらいいな...」

茜「私もAと離れたら耐えられないよ〜丁度あそこに貼りだされてるみたいだしみにいこ!」




A「みてきて...」

俯きながらそう言った。

Aは緊張していた。
東京から来たばかりでこの学校に知ってる人は茜しかいないなかクラスが離れていたらこの先どうすればいいんだろう。

そんなことが頭の中を駆け巡っていて

周りなんて見えていなかった。








人とぶつかった




A「...っ」


??「っ」



A「あ..すいませ..」






謝るのと同時に顔を見た。
自分より遥かに高い身長
見下ろす視線
漆黒の綺麗な髪
整った顔立ち




A「っ....」






顔を見た瞬間トクンと胸の音が響いた。





私の胸は鳴りやむ気配は無い。






いま、私はどんな顔をしているのだろう。





この感覚はなんなのだろう。





私の空間は時が止まっていた。




ふと我に返りこの青年をじっと見つめていたことに気がついた。





一気に顔が熱くなった。



A「っ、あ、すいません」



だけ言い残して走り去ろうとした。





?「あ、おいまてお前」


?「いやなんでもない..あと」



A「、?」



???「これ」


???「前見て歩け、どあほう」




といいながらハンカチを渡してきた。






紛れもなく私のものだった。




ぶつかった拍子に落としてしまったのだろう。





A「っありがとう、ございます..」






いてもたってもいられなくなり



私はその場を後にし、茜が人混みを抜けたところが見えたのでそこへ向かった。


距離はあまりなかったのだがあまりの衝撃に赤面はなおらず息切れをしてしまっていた。



A「っ...」




さっきの現場をみていたらしい茜が赤面して息切れをしているAに疑問を抱きながらこう言った。




茜「え、、いまのって流川?だよね。」


違和感


A「ルカワ...だれ、?わ、かんな、い..」






茜「あの人は流川楓。私と同じ富中だったの。女の子にめちゃくちゃ人気だから手強い!頑張ってね。」



A「ルカワ..くんかあ、」

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作者名:ももちゃ | 作成日時:2022年12月20日 21時

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