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私に言っていなかった理由など諸々説明されて勘違いが過ぎたことていた事に気づいた。
とても恥ずかしい。
でも、よかった。
勘違いが解けたから。
安心して外を見たが真っ暗。
帰らないとな。
トラブルはあったけど楽しかった。
楽しい時間はすぐ終わってしまう。
茜も察したのかもうこんな時間だねと零す。
A「...ほんとだ。帰るね。」
茜「りょーかい。ほら流川、Aのこと送ってあげて。」
流川「..いわれなくても行く..。」
と超絶不機嫌な顔で言う。
私もお言葉に甘えて送って貰うことにした。
茜「気をつけて帰ってね」
A「流川くんいるしへーきだよ。ありがと!」
といって茜の家を出る。
そこまで距離は遠くないが
一緒にいれるのはうれしい。
・
珍しく流川くんから口を開いた。
流川「さっきのこと。ほんとになんもねーから。」
A「もう気にしてないから大丈夫!ありがと!」
流川「ん。ならよかった。」
気遣ってくれたのだろう。
私があんなに泣いてしまったから。
優しいなあ。
でもなんとなく重い空気は残ってしまう。
そんな時は話題を変えるまでだ。
A「..あ、そーいえばね!」
と話を持ち出せば、聞いてくれる。
流川くんは聞き上手なんだね。
話すの好きだからすごく助かる。
私の話は止まらず、そんなペースであっという間に家の前までついてしまった。
A「あ。もうついちゃった..。」
もう少し話したかったな
ふと思ったが、声に出ていたらしい
流川「明日。朝練。」
A「っあ、そっか。じゃあまたいっぱいはなせるね。」
流川「そ。」
A「んふふ、気をつけて帰ってね。」
というと名残惜しそうにこっちをみる流川
?と見返すと
流川「もーしねーから。」
A「?」
流川「喧嘩は...もうしねーから安心しろ」
A「っ!よかった...。」
と言うと満足そうにこっちを見て
私の頭を数回なでるが動かない。
A「...?」
流川「Aが家入ったら帰る。」
急な名前呼びに心臓が跳ねる。
流川「送って来た時いつも見えなくなるまでここいるだろ。」
という。
気づいてたんだ。
ここは私が折れるしかないみたい。
ドアの前に立ち
A「またね。かえで。」
と一言。
流川「...っ」
仕返しかんりょーなんておもったけど
固まってる姿をみていたら
こっちまで恥ずかしくなって
最後に手を振ってドアを閉めた。
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作者名:ももちゃ | 作成日時:2022年12月20日 21時