#15 ページ17
そうして無事流川に家まで送り届けてもらった。
A「こーして送って貰うの2回目だね」
流川「そーだな」
A「気をつけて帰ってね」
流川「おー」
・
流川が見えなくなったので
残りの学校の準備をすべく自分の家へ入っていく。
胸のドキドキはすぐに収まるはずもなく、
もちろん体の熱も冷めそうにない。
A「あ゛〜やばい。やばすぎる。」
幸せすぎるが故に爆発しそう。
かっこよすぎるの。流川くんが。
...考えても仕方ないか。
別にどうなりたいとかは明確にあるわけじゃないし。
冷静になって、ふと時計を見ると家を出る時間になっていた。
A「ふぅ、いってきます。」
帰ってこない挨拶に苦笑いをこぼす。
そう気にしてても仕方がない。いこう。
ひとりで住むのには勿体ないくらいの豪邸に鍵をかける。
A「あっ!あかね〜!!いたいた!!!」
茜「んふ、A!おはよう!」
A「おはよ!」
Aは茜と合流しいつもの道となるであろう道を2人で歩く。
他愛のない会話を交えながら歩く。
が茜はなにか考えごとをしているようだった。
そうして茜は痺れを切らしたかのように口を開く。こんな風な茜を見るのは滅多にない。どうしたんだろう。と心配をしてしまう。
茜「A...。なんか違う。なんかあったでしょ。」
と真っ直ぐ見つめて問いかけてくる。
茜に隠す必要は無い、と思い、
昨日あったことを全て話した。
それを聞かせると茜は豆鉄砲を食らったような顔をしていた。
茜は私に何を求めていたのだろうか。
茜の返答は
茜「え。それだけ、、!?!?」
だった。
A「え。うん。」
茜「びっくりした。ネガティブな方向かとおもっちゃった。」
A「全然だよ。心配してくれてありがとう茜。」
茜「ん。いーえ。」
A「私が流川くんのこと、えと、そのー...スキっていうのには驚かないの?」
茜「んー。別に?気づいてたし。」
親友の洞察力は恐るべし。
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作者名:ももちゃ | 作成日時:2022年12月20日 21時