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#14 ページ16

流川の朝練をみていると、




いつのまにか時間が経っていた。






A「もうこんな時間。もっと見たかったな。」
流川「またくれば。」
A「...いいの!?」
流川「だめだったらいわねーよ」
A「ふふ、そっか。」

ボールをしまった流川は



流川「帰るぞ」





そう言った。




A「うん!」




続いて




またね。




そう言いかけたが





流川「送ってく」





そういった。





A「朝は怖くないよ?」
流川「朝でも危ねーもんは危ねー」
A「そっか。ありがと!」




一応怖くないことは伝えたが





少しでも

一緒にいる時間が増えるのは嬉しいものだ。





流川への恋心を思い出してしまい


好きという感情がひしひしと心に染み渡る。








私が私じゃないみたい。


恋は人が変わると聞くがどうやら本当らしい。







流川「...どーした」
A「んーん!なんでもないっ!」










流川「そーか。」













あまりにも優しい表情でいってくるもんだから




ずるいなぁとおもいながら俯く。




流川「....?」





A「....なんでもないよ...」




真っ赤な顔でそう言った。










流川もきまずそうに目をそらす。









沈黙の中を2人で歩くがそれも気持ちが良い。










吹き抜けていく朝特有の春風と共に桜が舞っている。




流川は満足そうに笑い
誰かと練習するのも悪くねーな。
と素直に思った。

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作者名:ももちゃ | 作成日時:2022年12月20日 21時

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