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流川「...そーゆーことか」
少し間をあけ彼が口を開いた
流川「...おくってく」
ん??
A「いまなんて...」
流川「おくってく」
A「え..。いいのこんな見ず知らずの..。」
流川は頷いた
A「んじゃあお言葉に甘えて」
と笑う
流川くんは一瞬固まってから
流川「....いくぞ」
といってくれた
スタスタとあるいていってしまうので
呆然としていると
流川くんは結構進んでしまっていた。
すると横にいないのに気がついたのか振り向いた。
まってくれてる。
そう気づいて
急いで流川くんのもとへ向かった。
A「...ごめん考え事してたら立ち止まってた」
流川「ん。ダイジョウブ。」
沈黙が起きる
あー人と歩いてても暗いのって怖いなあ。
どーしても気を紛らわしたくて
口を開く
A「ねえ流川くん」
流川「...ん」
A「暗いの怖くないの?」
流川くんはこっち向いて驚いたような表情をした
流川「なんだそのガキみたいなシツモン」
流川「..まあ怖くないけど」
A「やっぱり?...羨ましい。」
流川「...綾瀬は怖いのか」
A「あはは...実はね暗いの苦手なんだ」
A「まあ今は流川くんいるからマシだけど笑」
流川「そーか。ならよかった。」
再び沈黙が流れはじめたが
流川くんも嫌そうでは無い。
意外とそれも心地よいものだった。
そしてさっきのことがあって
気を使ってくれているのか
スタスタ歩いていくことはなかった
私の歩幅に合わせて歩いてくれているのに気づいた
胸がほっこり温まるのを感じた。
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作者名:ももちゃ | 作成日時:2022年12月20日 21時