天使の妹は [完結] (ページ10)

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HN「何でまたここに決めて…」

確かに
いくら何でも前に言ってた
“じゃあ、また”が存在するなんて思わなかったし
それの為だけに仕事場変えたわけじゃないだろ？
俺達に執着するほどの何かはないと思うし…

『ん〜、正直、自立がしたいんです』

ん？自立？
全然予想もしてなかった言葉が聞こえて頭に？が浮かぶ

『あの人、何かあるとすぐ私のこと構うから
独り立ちして自立して、しっかりとした大人になりたいんです』

まあ、あの状態見せられたら
きっとあれやこれやと救いの手を出してたのはジョンハン先輩だけじゃないんだろうな、ってのは想像つくけど

『それに、あんなちょっとの声に気づいて助けに来てくれた人達なら、きっと素敵な人達だと思ったし…』

……助けたことによって、懐かれた？
あれか？
捨て犬とか捨て猫とか、
餌あげたらついてくるパターンのやつか？
そうなのか？

BC「でも、メイクとして来たってことは、試験みたいの受けたってことですよね？」

さすがにここが大手事務所だけあって、ここで働きたいって人も多い
それはTWICE先輩だったり俺達だったり、
それ以外ももちろんだけど、
話せる関係になりたいって気持ちがある奴らも多い
だから、腕はちゃんとしてるかのちょっと厳しめの入社試験があったはずだ

『あ、メイクのテストの事かな？』

そう言うって事はちゃんと受けたのか？

『多分受けたんだと思うけど…、あれが試験だよね？
いや、多分“これはぜひ入社して貰おう”的な事言ってたから、あれが試験だったんだと思う…』

SM「そんなに考えるような事したのかな？」
HN「どんな事したのか気になるよね、」

それだな
マジで
あれが試験だよな、なんて思われるなんて
どんなことしたんだよ…

IN「え、どんな事したんですか？」
『ん？そこにいたTWICEのメイクと、メイク直しをメンバーに絡まれながらあしらいながら…ですね、』

え？TWICE先輩達にメイクしてきた？
それは確かにどんな試験だよ
しかも絡まれながらあしらいながらなんて…

あしらうのかよ

『さすがにTWICEとか、慣れしかない』

慣れなのかよ
あの顔面偏差値高めの先輩達にすら慣れなのか
いや、確かにこのジョンハン先輩の妹さんも美人だけど、

『オッパがほぼ同期だから、よく会ってたから…』

BC「ああ、そういう意味での慣れか…」
HJ「美人は見慣れてますとかいうのかと思った」
『あ、美人はオッパで見慣れてるよ』

…否定しない…し、俺らも否定できない…