天使の妹は [完結] (ページ44)

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『リノ、さん、』
LK「うん、」
『また助けて貰っちゃったねㅋㅋ』

やっぱり来てくれた

声もかけられなかったのに、いなくなったの気付いてくれて
こうやって探して助けてくれて嬉しかった

LK「とりあえず戻って見つかった報告と、ヒョンにはDKヒョンに報告してもらわなきゃね」
『ドギョマ？』
LK「あのヒョンが教えに来てくれたんだよ、色々と、」

そっか、ドギョミはこのスタッフのこと知ってたのかな？
ドギョミが知ってたらオッパも知ってたよね？
だから私、あんな風に隣に置かれてたのかな？
となると、この後は…

『…強制送還かな？』

リノさんと離れたくないな…

『やだな…』

LK「強制送還なんてさせないけど？」
『……へ？』

こっち側でこれだけのことしておいて
ある意味騒ぎまで起こしてるのに？

LK「それに、あっちに戻ったら会えなくなりそうだし」

力強く、でも、優しくギュッと抱きしめられる

FL「チャニヒョン？」

ドアの方からヨンボギの声が聞こえた…
しかも、今私を抱きしめてる人以外の名前呼んでた？

FL「ヌナいたの？…え！？」
BC「ばか！」

……アイツ見てたな？
どこから見てたんだ？

LK「……邪魔が入っちゃったね、ㅋㅋ」
『邪魔って…え？』

FL「わあ！」
BC「え！？」

私を腕の中から離してからかってきて、相変わらずだななんて思った時には
私の目の前にリノさんの顔
少しズレて唇の端をペロッと舐められた

後ろから見てるふたりにはキスしたように見えたかも？

LK「その顔、早く冷やさないと」
『…え？あ、あぁ…』

さっきの何？
あ、血が出てたの舐められた？
それにしては唇にも触れてたけど？

BC「え？冷やす？うわぁ！？殴られたの！？」
FL「……コイツ？Aヌナの事殴ったの？」

焦るバンチャンさんと、いつもよりド低音になったヨンボガ
待って、悪魔降臨した！？

FL「警察…いや、このまま海の底に沈める？」
IN「そうですね、もう金輪際顔も見なくていいように存在自体を消してしまいましょうか」

『え！？』
SM「あははははは！！ダークサイドㅋㅋ」

どこからが出てきた全く笑ってないイエンちゃんと
そんな二人を見て爆笑のスンミナ

HN「待て待て！流石に待て！」
HJ「直接手を下しちゃダメだよ！」

……ん？直接はダメ？

CB「怖！可愛いはずの弟達怖！！」

……私の心の声を代弁してくれてありがとう
初めて見る彼らの黒い部分に呆気に取られちゃったよ