天使の妹は [完結] (ページ30)

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あれから数日経ち…

LK「今日もちょこまかしてるね」
顎の下ゴロゴロと指で撫でてくんだけど、
扱いが完全に猫←

この人、確かに猫大好きって言うか、動物には優しい
人間にも…内側の人間にはかなり優しい
あのスンミンとも、裏ではかなり仲良いし

でも、あの私がパニクった日から
何故かいきなり距離が近くなり、今に至る
意味わかんない

LK「今度の撮影、メイクしに来んの？」

…今度の撮影ってどれだよ
君達個人の撮影とかもあるし、どれのこと言ってんだよ
なんて思っても、きっとこの人は今自分の個人撮影の話をしてるんだろうね

『そうですね、残念ながら私が担当ですよ』

リノさんのブランド撮影の日
本来は向こうのメイク担当さんがやるはずなのに
最近のスキズの普段のメイクは自然でステージになると映えるなど、評判がいいらしい
それはそれで、メイク冥利に尽きるけど

だからって、なんで私がリノさんの担当かな？
今はそれなりに話してくれるようになったけど、
最初の頃のあの距離、あれ見てたら私以外の人だったよね？

LK「別に残念なんて思ってないけど？」
『そうですか…私は残念です』
LK｢あんなに探してた相手なのに？｣

…懐かしいなぁ、そんな設定みんな忘れてるって
でも、それ、どこでも言わないでね？
なんか私がめちゃくちゃリノさんのこと好きで探し出してまでメイク担当してるなんて勘違いされたら
まじで一生恨むから←

『はいはい、命の恩人様、ありがとうございます』

命の恩人なのか、貞操の恩人なのか
はたまたどっちもなのか
まあ、恩人なのには変わりない

LK｢でも、本当に。俺、あんたのメイク好きだよ｣

照れるわけでもなく微笑みながら言われた言葉
いつものリノさんじゃないみたいで、

『え？何か悪いもの食べました？』
HJ｢はは！酷い言われよう！…すみませんでした！｣

……指さして笑ってすぐ直角で謝る
あなたも学習しないわねヒョンジナ
何回同じことしてるんだか…
だからパボラチャって言われるのよ…

HN｢今日のリノヒョン、心穏やかだね｣
FL｢今までならヌナに近づかなかったのにね｣

いつの間にか私の真後ろにいた1日違いの双子ちゃん達
癒しのオーラが漂ってる

HN｢何かきっかけあったの？｣
IN｢そう言えば、最近仲良しでしたよね？｣

『…仲良し…？』

え？どこが仲良し？
イエンちゃんには私達が仲良しに見えたの？
その目は節穴なのかな？←
目、開いてる？眼科行った方がいいよ？