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BC「……ねぇ、夜歩いてて襲われたの、忘れたの?」

襲われたの忘れたの?

その一言がきっかけだった

誰かから腕を掴まれたような感覚があって
目の前には公園の芝生と知らないおじさん

オッパが友達と遊びに行くって言うから
まだ赤ちゃんの妹よりもオッパと公園で遊びたくて
それで走っていったんだっけ

“お嬢ちゃん、可愛いね”

そう言って捕まえられて
たまたまそれを見てたオッパ達が来て
そのおじさんにボール当てたり叩いたり蹴ったり
色んなことして私を助けてくれようとして
何とか手が離れた時にオッパと逃げるために高い木に登った

そのおじさんが諦めた時に気が緩んで
私が木から落ちてしまった


それでできたこの腕とお腹の傷
全然オッパのせいじゃないのに、オッパ自分がちゃんと見てなかったからだって
そんなのはご都合主義で忘れてしまった私


なんでいきなり思い出したのか分からないけど
今、すごいハッキリと思い出した


LK「どっちも公園かよ、」
『別に私が公園で襲ってくださいってお願いしたわけじゃないですけどね』

全部を説明したあとの第一声はソレ
リノさんらしいと言うか何と言うか

LK「じゃあ、やっぱり一人で歩いて帰るは無いね」
BC「だね、そんなの聞いて無理でしょ」
LK「2人で撮られたら…って言うなら、3人ならいいんじゃ?」

『……はい?』

BC「よし、3人で帰ろう」

問答無用で3人で帰ることが決定しましたが、
ねぇ、あなたがた今をときめくアイドルなんですけど、
スッピンだからって、そんな堂々と外歩く気ですか?
え?マジで言ってんの?
本気なの!?

なんて思ってる間に私達はもうしっかり帰路に着いていて
今のこの現状に頭が追いつかなければ、
全然信じられない状況です

会社の所属アイドルに送迎させてるなんて…
あ、オッパは別として
あの人の場合、アイドルってより、ただの兄ですから

ここに来てもそんなことさせるなんて、
私はやっぱり誰かが居ないとダメなの?
ちゃんと生活なんて出来ないのかな?

他人様に迷惑をかけるくらいなら
オッパの元に戻った方がいいのかもしれない…


BC「ねえ、この道ってAの家に向かってるんだよね?」
『…そうですよ、所属アイドル様に送って頂いてますから』

あんな話の後
それでも一人で帰るなんて言えるわけないじゃないですか
て言うか、
気づいたらもうこの状態だったじゃないですか
私の状況を知りたいくらいですよ

BC「こっち、リノ達の宿舎と近いね」
LK「そうですね」

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作者名:まこと | 作成日時:2023年10月28日 20時

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