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本番はチャンビニ本人が乗り切り
何とか無事に出番を終えた
そのまま宿舎に送られたメンバーと
会社に寄るメンバー
俺はもちろん会社側
ちょっとやりたい作業があったんだよね
てことで、作業室にこもってしばらく集中
気づけばあっという間の夜中で、
『あ！バンチャンさん！また作業で残ってる！！』
BC「わああ！！」
いきなり作業室のドアが開いて怒鳴られたら驚くから！
BC「…そう言うAだって、、」
『私は仕事です。』
BC「…俺だって…仕事だし…」
曲作りは俺にとっては仕事
Aだって今までセブチのヒョン達を見てきたでしょ？
じゃあ、分かるよね？
『無理…しないで、休む時は休んでください…』
BC「…無理なんて…」
してないって言い切れるか？
って聞かれたら言いきれないけど、やらなきゃダメな時もあるわけで、
倒れるまでやってる訳じゃないからそこは見逃して欲しい
『私帰りますけど、まだ残るんですか？』
…確かにこの状況
今は集中力も途切れたし、でも、まだ作業したいような…
だからと言って根詰めて作業してもって感じでもない
と言うか、さっきのAのおかげで気も抜けちゃったし
俺も帰ろうかな…ん？
BC「Aも、今から帰るの？」
『はい』
BC「車とか？」
『家、近いんで歩きます』
BC「……………」
え？今何時？え？夜中じゃね？
あれ？
この子との初対面も夜中に歩いてて襲われたんじゃなかったっけ？
え？学習能力ないの！？
BC「俺も帰るから送るわ！」
『え、1人で帰れますよ、お断りします』
遠慮じゃなくてお断りかい！
『それに、写真とか撮られたら困りますし』
BC「いや、それは確かにそうなんだけど…」
この子マジで
あんな衝撃的な出来事もう忘れちゃってるわけ！？
聞いてた通りまじで自由だな…
BC「……ねぇ、夜歩いてて襲われたの、忘れたの？」
忘れるわけないよね？さすがに、
もしそうなら思い出させないと、今後俺達も心配してセブチのヒョン達みたいに過干渉になるかもよ？
そんなちょっとした気持ちで言っただけなのに
『…………ッ』
そこには言葉に詰まったAがいて
傷跡を気にし始めた
BC「……へ？だ、大丈夫？」
凄く苦しそうな顔してたから肩に触れただけなのに
『や！やだ！やめて！離して！！』
酷く脅えた目をしてて、
でも、その目は俺を見ていない
BC「…え、待って、落ち着いて、」
この状況は俺が誤解されかねない…
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作者名：まこと
| 作成日時：2023年10月28日 20時
