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そのまま連れてこられたのはホテルの一室
だけど、
BC「大丈夫ですか？」
『…ありがとうございます…』
体格のいい優しそうな顔した人と
HN「リノヒョン、凄いね！」
ほっぺたもちもちの人、
CB「あの蹴り、カッコ良かったよ」
鍛え上げられた胸筋の持ち主は
さっき私を担いで逃げてくれた人で、
LK「…いや、あれは当たっただけだ…
俺は暴力は振るわないから…」
…相手に蹴りを入れた人…
FX「膝擦りむいてる…」
SM「こんな時間に女の人が1人で出歩くなんて…」
IN「良かったですね、ヒョン達が気づいてくれて…」
HJ「目敏いヒョンで…」
LK「あ？」
FX「リノヒョン最高！」
ワイワイガヤガヤ…既視感…
『あ！！』
既視感で思い出した！
『連絡…！』
携帯を見て見たら着信の嵐…やっぱり終わった…
HJ「あ、白目…」
FX「じゃあ、今のうちに手当しちゃお？」
SM「確かに…」
『痛！』
傷口に消毒がしみたことで意識を戻して
『あ、すみません、ありがとうございます…
でも、もう行かなきゃ…』
LK「こんな夜中に？1人で？」
CB「また襲われに行くの？」
『でも、オッパに殺される…』
心配してくれてるんだけど、
今の私にはこっちの方が大切で…
携帯の画面を見せたら
SM「…うわ、不在着信100件超えるとかあるんだ…」
めっちゃ引かれた顔してる
この人、顔保護した方がいいよ、
せっかくの可愛いワンコ顔なのに無駄遣いしてるよ…
BC「オッパって…彼氏？
事情説明して迎えに来てもらったりとかは…」
優しく伝えてくれてる中、
私の携帯が着信を告げる…
画面に表示されてるのは…
“👼오빠🩷”の文字
…どうしよう…
CB「出ないの？」
『…出たら…殺されそう…』
LK「電話じゃ殺されないでしょ」
『あの人なら殺せそう…』
HJ「👼と🩷ついてるのに物騒な오빠だね…」
いや、それな
そのまま着信をやり過ごす
マジでどうする？私、
と思ったら今度は“👶🍼오빠”の文字
この人なら出ても大丈夫そう！
HN「さっきから着信の表示の癖ㅋㅋ」
『ジフニオッパ〜(т т)』
《へえ？ジフンなら出るのか？》
………終わった、これ、ジフンオッパじゃないぞ、
『は、ハニオッパ〜🩷 可愛い妹のAだよ←』
終わったな…
周りの人達も、私の事変な目で見てるし…
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作者名：まこと
| 作成日時：2023年10月28日 20時
