102 ページ12
.
「健人。」
…あれから健人は目を覚ましていない。
私たちの病院は同じで、いつも健人に会いにきてる。
「…みんな健人のこと、大切に思ってくれてるんだよ。
…愛奈はね、まだ誰も抱っこしてないの。
みんな、健人が最初に抱っこするべきだ、って言って。」
健人の手を握る。
「…毎日来てくれてるんだよ?
…健人、言ってたよね。
色んな人を傷つけて来た、って。
でもね。
…あの時の健人は本心じゃなかった。
偽ってた、嘘だったって。
…ちゃんとみんな分かってるから。」
そう言うと。
健人の手がピクリと動いた。
「…!
健人!!ねぇ、健人!!」
健「…んっ…」
.
327人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽてと(プロフ) - mikuさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです…!ありがとうございます! (2017年12月15日 0時) (レス) id: 0e98ebfdcc (このIDを非表示/違反報告)
miku - とても感動しました! (2017年12月9日 23時) (レス) id: ff52f2b52b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽてと | 作成日時:2017年10月18日 0時