【Free!】イルカとサメに溺愛される彼女?! part3

62Fr!：戻ってこないハル ページ8

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−Aside−

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おかしい…

もう泳ぎ終わって結構な時間が経つのに、一向にハルが帰ってくる気配はない。


どうしたのかな…?

さっき凛と話していたけど、その時に何か酷いことを言われたんじゃ…


遠目だったけれど、プールサイドから上がった凛が何かを喋った後、その言葉を聞いたハルの顔が青ざめたのが見えていた。



貴「ハル…」


怜「やっぱり、遙先輩のこと心配ですよね…」


貴「怜君…」



怜君は私の事を心から心配してくれている。

…でも、私がハルにしてあげられることがあるとは思えない。



貴「ねえ、怜君…私こういう時どうしたらいいかわかんないよ…」



何言ってんの、私…

怜君困ってんじゃん。



すると怜君は優しく私の手を握った。

…//



怜「遙先輩にとって、A先輩は誰よりも大切な存在…今の彼を救えるのは貴女しかいないんですよ…行きましょう、遙先輩の所へ！」



そうか…

私、彼女なんだものね…


立ち上がり、怜君に手を引かれるまま走り出す。


真琴や渚が呼ぶ声が聞こえるけど、何一つ耳に入らなかった。


一直線に、ハルの所へ。


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