【Free!】イルカとサメに溺愛される彼女?! part3

68Fr!：応援と彼女　〈遙side〉 ページ14

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−遙side−

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ー今、俺はAに連れられ、通路を走っている。


結局、彼女には情けない姿をさらすことしかできなかった。

…凛に勝てば何か見えてくると思ってたのに、なんも、見えなかった…


でも、そんなこと彼女は気にもとめず俺だけのことを考えてくれている。


そのことが何よりも嬉しかった…//




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ちょうど通路を出るとき、光が差し込んできた。


眩しい…



遙「…!」



笹「いっけー、いけいけいけいけ真琴!!」


全「いっけー、いけいけいけいけ真琴!!」


笹「おっせー、おせおせおせおせ真琴!!」


全「おっせー、おせおせおせおせ真琴!!」



笹部コーチと渚達が必至で真琴を応援する。

真琴もチームのために必至で泳いでる。



貴「真琴、頑張ってる…前よりすっごく速くなったと思う。」


遙「嗚呼…あいつも、チームのために頑張ってくれているんだ…」



俺はチームのこともだけど、頭の中はAのことでいっぱいなんだと思う。


やっぱり、彼女を凛に取られたくない。



笹「声がちいせー!!もっと腹から搾り出せ!特に怜、恥ずかしがってんじゃねー!!」


怜「あぁ、はい！」


笹「ファイトー、ファイトファイトファイトファイト真琴!!」


全「ファイトー、ファイトファイトファイトファイト真琴!!」



俺はAの手をギュッと握った。



貴「ハル…?//」


遙「今だけ、こうさせてくれ…//」


貴「今だけなんて、言わないよ//」




風になびいているせいか、表情は分からなかったが、彼女はきっと微笑みを向けていたのだろう。


ゆっくりでいい。


まだ、答えが見つからなくても…



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69Fr!：考えても　〈凛side〉→←67Fr!：見つけた…!!

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