メンパから始まる恋 (ページ8)

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You ページ8

『Aーあんた留学の書類もう出した？』

そう言うのは私の大学での親友ナナ

私たちは都内の至って普通レベルの4大生

うちの大学は留学生が多く、
校内はいつも多国籍な生徒で溢れている

そしてまた、うちからも留学する生徒が多く、私もその留学を考えている1人である

『ちょっと、聞いてんの？』

「あーごめんごめん、これから出すつもり」

『ったくアンタはほんと携帯ばっかなんだから、、そんな暇あんなら男つくれっての』

そんないつものたわいもない会話をして
学内にあるカフェに向かう

『Twitterってそんなに楽しいもん？』

私の携帯を覗き込むナナ

「だってさ、Twitterみてないとセブチの情報追えないからさ」

『どんだけそのセブチってグループが好きなのよ、、』

どれだけ布教しても微塵も興味を示さないナナに毎度彼らの画像を見せるのはもはやお決まりだ

「こんなイケメンいる？」

『ロン毛ね、もう覚えたわ』

「ジョンハンだってば。これは？」

「なんかウホウホ言いそうじゃん」

『叩かれるよ？これが私の推し』

「ミンギュだっけ？んーまぁまぁ」

ありえない。
こんなイケメンたちになびかないなんて

人生損してるって。

『で、アンタがこの前メンパとかいうのもらった人はどれよ』

そう

私のこの愛が伝わったのか
先日メンバーからメンパが返ってきた

それをスクショしてナナに大量に送りつけた時は怒られたっけ

でも唯一残念なのは
自分の推しじゃないメンバーだったこと

そんな贅沢言ってたら他のぺんに殺されるとこなんだけどね

『ふーん、よかったね』

といって目の前のコーヒーを飲む親友

あいたいなぁ
ミンギュに