メンパから始まる恋 (ページ5)

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やっぱりフォローする際は一言いったほうがいいのか

そんなことを考え続けて早1時間

宿舎に戻った俺たちは
夕食のデリバリーが届くまで各自自由に過ごす

さっきメンパを通してseventeenとしてリプを送った相手に、今は俺個人としてリプを送るか迷ってるだなんて

変な話だよな

考えたあげく俺が送ったのは

【はじめまして。気になったのでフォローさせてください】

の、いたって普通すぎる内容

10分

20分

いつまでも帰ってこない返事

そのせいで何度も何度もTwitterを開く俺

俺たちのメンパの返事を待つファンの気持ちがよくわかる気がする

デリバリーが届いたのか
下の階からごはんだと呼ばれ

いつものように
13人皆で食卓を囲む

たわいもない会話

アルバムに入れる曲はこういう曲調がいいんじゃないかとか

ヒョンの寝相が悪いから部屋割り変えて欲しい

とか

笑ったり喋ったり食べたり

そんな日常を繰り返していた。

DN『あれヒョンの携帯？今鳴りましたよ？』

マンネのその一言に驚き
勢いよく立ち上がる俺

そしてソファに置いておいた携帯の元へ走る

そんな俺の行動を見たメンバーたちは

携帯依存症

ネット廃人

など好き勝手にあだ名を付けて盛り上がっていた

携帯を開けば
【新着のお知らせ】にTwitterのリプの文字

そしてTwitterの通知欄を見る

きた

そこには

“ありがとうございます、フォロバさせて頂きました。よかったら仲良くしましょう^ ^”

の文字

CP『携帯はあとにして早く戻ってこーい』

「あぁ、うん」

嬉しさを胸にしまい込み

また、皆の待つ食卓へと戻った。