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2.1 ヒョンなんて嫌いだ! ・・・キボン ページ5

まさか、ソンアの女将修行をしてる宿だったとは思わなかった。

いつバレるかと、ヒヤヒヤしていたけど、

美人女将が母親だと知ったカンイヒョンが「父親似か?」なんて聞いたからか、

僕たちを部屋へ案内した後は、顔を見せなくなって、ホッとした。

そのカンイヒョンは、お風呂から部屋に戻る時に出会ったという超絶美人に一目ぼれ。


カンイ「食事は部屋で取れるって。お前の分もあるから、心配すんな?(^^)」


ヒョンは上機嫌にそう言いながら、部屋の片隅にあった姿見を見つけて、

身だしなみチェックに余念がない。

スウェットなのに・・・(-_-;)


やがて、仲居さんが数人来て、手際よく食事の準備をしてくれた。

女将よりも質素な感じだが、同じ韓服をモチーフにした制服に身を包んでいる仲居さん。

僕の前には、山盛りのドッグフードを置いてった。(-"-)

カンイヒョンの前には、まるで旅番組で紹介されるような豪華な食事!

ヒョンは、大笑いしながら「俺のを分けてやるから安心しろ」って言った。


けど、犬の姿の僕がコレを食べないと、宿の人に変だと思われるよな・・・(ーー;)


とは思っても、なかなか食べる気になれない。

チラリと、隣に座るヒョンを見ると、庭を見ながら食べる豪華な食事を前に感動中。。。


「あいつも女将修行で、少しは良い奴になったんだな〜。修業は人を変えるってか?
 そのドッグフードも、きっと超高級な奴だぞ(^^♪」


なんて、呑気な事を言っていた。


んなわけ無いじゃん・・・(-_-;)


僕は、荷物から真新しいタブレットを咥えて引っ張り出し、ヒョンの方へ持って行った。

移動中に、EXEから教わったアプリは入れたのを確認していたから、

それを起動してもらって、会話しようと思ったのだ。

ここに来た目的を、思い出してもらわないと!!


「ワワン!(起動して!)」


ヒョンにそう言って、タッチペンを咥えて待った。

だけど、ヒョンは返事もせずに、ジッと庭を見ている。


ムッ(-"-)・・・って、あ!もしかして!(@_@;)


動物が来てるのかと、慌てて庭の方へ顔を向けたけど、それらしき影さえ見えない。

ヒョンの顔を見ると、瞳は現実から離れた場所へと行っている。


┐( -"-)┌ヤレヤレ

だから嫌だったんだ!!

あったま来た!!

ヒョンの食事、全部食ってやる!!


僕は、咥えていたタッチペンを離すと、前足をテーブルの上に乗せた。

その時!


トントン・・・


誰かがドアをノックした。

2.2 ヒョンなんて嫌いだ! ・・・キボン→←1.2 美人さんと遭遇 ・・・カンイ



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koyuki(プロフ) - よーこさん» やっとです!(^^♪楽しみにしてくれてありがとうございます!これからも頑張ります(^^)/ (2016年6月18日 19時) (レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - やっと会えた~(T0T)更新いつも楽しみにしてます(*´∇`) (2016年6月18日 19時) (レス) id: 8020ec2b45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:koyuki | 作成日時:2015年12月27日 14時

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